公益財団法人 健康・体力づくり事業財団

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ストレス

ストレス対策法を身につけよう怒りのマネジメント


怒りと心臓の病気  怒りとは、軽いいらだちから激しい爆発的なものまでの不快な感情をいいます。心の中の欲求が満たされない時に、怒りは出てきます。
怒りは、すべての人が体験する生理的で一時的な反応です。


怒り 敵意
 敵意は他人に対する悪意やマイナスの見方が持続する態度です。
攻撃性
 攻撃は人や物に危害を加える表立った行動を呼びます。
敵意という態度が強いほど、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患が起こりやすくなります。
心臓の病気と行動パターン
 
 仕事に燃え、目標を達成しょうと努力を重ね、ライバルと競い合い、時間に追われ、小さなミスでも部下を怒鳴り散らす人を A型行動パターン の人と呼びます。
 A型行動パターンの人は、そうでない人より2倍も心臓の病気になりやすいのです。ことに行動での特徴のひとつである敵意を持っていると、病気を起こしやすいようです。
●態度を変えるために●
1.気づき
 自分自身の状態は自分ではなかなか気づきません。そこで自分のストレス状態やかかわる問題に気づくことが、健康への第一歩で、ストレス状態への気づきは、3つの要点から組み立てられます。
  1. ストレス因子は何か、その程度はどの位か、気づくことです。
  2. なぜストレス因子になったのか。背景となる、自分自身の態度や信念を振り返ります。例えば、仕事を中心とした生き方が、昇進や実績、同僚との競争などに気をとられすぎていないかに気づくことです。
  3. ストレス因子への自分の対処法に気づくこと。そのことで、それが適切なのか、より適切な対処法は何なのかに気づくことができます。
2.態度と信念

 不合理な信念やひとりよがりの推論、突飛な思いつき、決まりきった考え方、一事が万事という見方など、ゆがんだ姿勢や物の見方、考え方が、不健康をもたらす行動をつくっています。
自分の態度や信念に働きかけて、新しい態度や信念へ変われば、健康へと進むことができるでしよう。


3.習慣づくり
 健康のためとはいえ、新しい習慣を身につけるのは簡単ではありません。
  1. その行動を自分の行動のレパートリーに加える。
  2. すでに行動している人を真似する。
  3. 意識的に練習する
  4. 日記をつける。
 などの工夫をして、望ましい行動ができたら、自分を誉めてあげてください。
 家族などの親しい人に拍手してもらうのも、習慣づくりに欠かせません。
●怒りのマネージメントの実行法●
1.人の話を聞きましよう
 
 怒りをよく感じる人は、自分のことばかり考えてしまいがちで、相手の話を聞いていません。自分が中心にならないと気がすまないので、話が噛み合わなくなり、相手の人へ怒りを覚えてしまいます。会話を実りあるものとするためにも、人の話に耳を傾けましょう。
【実行】
  1. 自分の考えを言いたくても、一呼吸おいて我慢します。
  2. 人の話を聞くときは相手に注意を集中します。
  3. 相手が言おうとしていた内容を確かめます。  
  4. 自分の考えを口に出します。 
2.他人の眼でものを見ましょう
     相手が悪意で行動していると思えるときには、相手の立場にたって考えましょう。
 その人がどのようなつもりで行動しているかが分かり、思い違いや不信感からくる怒りを軽くすることができます。
【実行】
  1. 相手がどのような理由で行動したかを考えます。
  2. 相手の行動理由が正しいと仮定して、状況などを見直します。

3.あるがままの相手を受け入れましょう
  どうしても相手を認めることができない場合があります。そうした場合の方法として、寛容があります。
  寛容さを持たないと、他人を非難したり、社会から孤立したり、健康を損なうこともあります。
相手をあるがままに受け入れることを学びましょう。
【実行】
  1. 自分の怒りが正しいと思ったら、もう一度確認します。
  2. 相手の「間違った行動」が、相手の立場からみて悪意に基づいたものであるか慎重に考えます。
  3. 合理的な理由があるかどうかも考えます。
  4. 合理的な理由であれば、自分とはまったく違う「相手の見方」があることを認め、相手をそのまま受け入れます。
3.その他の実行法
  • よく笑う
  • ゆっくり話す
  • 自分の悪いところを認める
  • 家族へ心からの贈り物をする
  • 腹が立ったら間をおく
  • 相手の眼を見る
  • 人を信頼して行動する
  • 友情を育てる
     
    などがあります。