公益財団法人 健康・体力づくり事業財団

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糖尿病を防ごう

糖尿病と動脈硬化の深い関係

 太い血管の合併症には、狭心症や心筋梗塞などの心疾患、脳卒中などの動脈硬化があります。糖尿病患者の場合、血管が10年早く年をとると言われており、こうした疾患にかかる確率がそうでない人の2倍以上と言われています。
 糖尿病と動脈硬化が合併しやすい理由には、インスリンが分泌されているのに血糖値が高いことが考えられます。これはインスリン抵抗性と言って、肥満、運動不足、ストレスなどによって体内での環境が悪くなり、インスリンが充分効果を発揮できない状態を言います。この状態は糖尿病だけでなく、糖尿病予備群の人にもあてはまります。
 このインスリン抵抗性の状態が強くなると、高血圧症や脂質代謝異常など、動脈硬化の危険因子が集まりやすいことが知られています。つまり、糖尿病の人は動脈硬化になりやすいと考えられています。
 実際、こうした状態に対して、死の四重奏、インスリン抵抗性症候群、内臓肥満症候群など、かなり過激な呼び名がつけられています。それは、たとえば高血圧の人は糖尿病になる可能性も大きく、これらの疾患は根本原因のところでつながっていると考えられているからです。