喫煙は、吸い込む強さや時間、またたばこの持ち方など、人により大きくことな
るため、実際に吸う煙に含まれるニコチンやタールの量がその表示どおりである
とはいえません。さらに、より低い表示値や、マイルド、ライトなどの言葉があ
るほうがより害が低いかのような誤解が生まれる可能性があります。
その点については財務省の通達によって、そうした害が低いという誤解がないよ
うに注意するよう決められています。
また、わが国において販売されている製造たばこに含まれるニコチン量及びター
ル量については、たばこ事業法施行規則により製品に表示されていますが、その
測定については、平成14年の財務省の通達に従い一定の手順で機械測定されてい
ます。
なお、わが国では測定・表示の義務があるのはニコチンとタールのみですが、カナダでは一酸化炭素の表示も義務付けられています。
下記の計算式から、ニコチン・タール量別構成比を表しています。
各銘柄の包装に表示されたニコチン・タール量を対比するこで、全体における位置づけが分かります。
☆たばこ販売実績上位100銘柄のニコチン・タール量別構成比表(2007年)
年 | ニコチン量(mg) | タール量(mg) |
1994 | 0.78 | 9.5 |
1995 | 0.75 | 9.0 |
1996 | 0.72 | 8.7 |
1997 | 0.71 | 8.4 |
1998 | 0.68 | 8.0 |
1999 | 0.67 | 7.9 |
2000 | 0.65 | 7.7 |
2001 | 0.63 | 7.5 |
2002 | 0.62 | 7.4 |
2003 | 0.62 | 7.4 |
2004 | 0.60 | 7.2 |
2005 | 0.60 | 7.0 |
2006 | 0.60 | 7.0 |
2007 | 0.56 | 6.8 |
(社)日本たばこ協会「たばこ統計情報]より