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ニコチン代替療法

 喫煙者に現れるニコチン離脱症状(禁断症状)を緩和するために、体内のニコチンを補給しながらニコチン依存症から離脱させる方法。補助剤としてニコチンガムやニコチンパッチ、鼻腔スプレーなどがあり、日本ではニコチンガム(商品名:ニコレット)が1994(平成6)年、輸入承認されています。ガムは、ニコチンを口腔粘膜から吸収させるものです。

 日本では、循環器、呼吸器、消化器疾患等の基礎疾患を持ち、医師により禁煙が必要と判断された喫煙者に対し、医師の指導の下に行う禁煙の補助剤として処方できます。当面は薬価に収載されず保険診療における使用は認められないので、自費負担となります。

副作用:かみすぎにより吐き気、胸やけ、しやっくり等の症状。

禁忌:妊娠期、授乳期、重症不整脈、虚血性心疾患、鬱病、アルコール依存等。

 ニコチン依存症については、疾病であるとの位置付けが確立されたことを踏まえ、ニコチン依存症と診断された患者のうち禁煙の希望がある者に対する一定期間の禁煙指導について、「ニコチン依存症管理料」として、新たに診療報酬上の評価が行われるようになりました(2006年4月)。

ニコチンガムは一般用医薬品として薬局で販売されています。ニコチンパッチ(商品名:ニコチネル)は1999年(平成11年)5月に輸入承認されていましたが、保険診療上の「ニコチン依存症管理料」の新設に伴い、2006年6月に薬価収載されました。

なお、ニコチン代替療法の他の製剤(スプレー)については、米国では承認されていますが、日本ではまだです。