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喫煙による余命の短縮

 喫煙により引き起こされる様々な健康影響により、喫煙者は、余命が短くなると言われています。どれくらい寿命が短くなるのかについて、イギリスのR.ドール博士が、1950年代から50年間、医師の集団を追跡する研究を行った結果、喫煙者は、非喫煙者と比べると、概ね10歳程度、余命が短いことが分かりました。
  近年、日本国内においても、長期にわたる観察結果に基づき、喫煙者と非喫煙者における余命の差を評価した研究が発表されています。ある研究では、男性14万人、女性15万人のデータを用いて分析した結果、40歳の時点でたばこを吸っている者は、男性で約5年、女性で約4年、吸っていない者に比べて余命が短いことが分かりました(平成18年度厚生労働省研究班・小笹らによる)。
  もう一つの研究では、1980年から約2000人を約20年追跡した結果、40歳時点の平均余命は、たばこを吸っている男性では、38.6歳、吸わない男性では42.1歳と、3.5年短いことが明らかになりました(図)(平成18年度厚生労働省研究班・村上らによる)。
  このように、喫煙により余命が短くなることが、海外だけでなく、日本国内の複数の調査からも明らかになっているところです。