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第29回

厚生省保健医療局地域保険・健康増進栄養課

「21世紀たばこの対策検討会」の開催

1.たばこ対策の現状

 わが国におけるたばこ対策は、21世紀に向けた総合的なたばこ対策の礎として平成7年に公衆衛生審議会により意見具申された「たばこ行動計画検討会報告書」に基づき、「防煙対策」、「分煙対策」、「禁煙支援・節煙対策」を3つの柱として、各実施主体の自主的なたばこ対策の取組みを促進するため、啓発普及を中心として取り組まれてきました。

2.たばこ対策における今後の検討課題

「たばこ行動計画検討会報告書」がとりまとめられた当時は、成人喫煙率が漸減するとともに、たばこ消費量も頭打ちの状況でありましたが、最近、若年者(特に女性)喫煙率の上昇、たばこ消費量の拡大、たばこ関連疾患による死亡者数の増大、これに伴う医療費等が問題となってきました。平成9年版「厚生白書」は、「喫煙習慣は個人の嗜好の問題にとどまるのではなく、健康問題であることを踏まえ、たばこ対策を一層推進することが求められている」と記載し、また、公衆衛生審議会により、今後の生活習慣病対策において、たばこ対策を積極的に推進すべきであると報告されています。

 さらに、喫煙習慣とニコチンの依存性との関連や、たばこ煙の発がん性等の危険性、低タール化に伴う健康影響について、国際的知見や対策に変化もみられることから、わが国においても、これらの新しい動向を考盧して今後の管理方策を検討するなど、適切な対応を図る必要があるとしています。

3.検討会の開催

 今後のたばこ対策のための具体的な方策について提言を行うため、幅広い分野からの学識経験者により構成される(表参照)厚生省保健医療局長の私的検討会として、「21世紀のたばこ対策検討会」を設置します。

4.日程

 第1回目は、平成10年2月24日(火)10:00〜12:00に厚生省特別第一会議室(7階)にて開催されました。なお、開催頻度は、月1〜2回程度の予定です。

5.事務局

 保健医療局地域保健・健康増進栄養課を事務局とすることとしています。

表 21世紀のたばこ対策検討会委員名簿(敬称略・50音順)
内山 充 中央薬事審議会会長・(財)日本薬剤師研修センター理事長
大河 喜彦 日本たばこ産業株式会社取締役(科学・環境統括部長)
川口 順子 サントリー株式会社常務取締役(生活環境部長・品質保証部担当)
小池 昭彦 (社)日本医師会常任理事・公衆衛生審議会委員
幸田 正孝 社会保障制度審議会委員・(社)全国社会保険協会連合会理事長
五島 雄一郎 東海大学名誉教授・日本禁煙推進医師歯科医師連盟会長
島尾 忠男 (財)結核予防会会長・たばこと健康問題NGO協議会会長
富永 祐民 愛知県がんセンター研究所所長
仲村 英一 (財)医療情報システム開発センター理事長・WHO執行理事
野中 ともよ ジャーナリスト
坂東 眞理子 埼玉県副知事
ビル・トッテン 株式会社アシスト代表取締役
松本 恒雄 一橋大学法学部教授
水野 肇 医事評論家
矢崎 義雄 東京大学医学部教授
柳田 知司 東京慈恵会医科大学客員教授
山崎 正和 東亜大学大学院教授