徳島県内の病院で、敷地内なら建物外でも喫煙できない「敷地内禁煙」の動きが広まっっている。
これまで建物外なら認めていた県内最大の病床数710床を持つ徳島大学病院(徳島市)も来年1月1日から敷地内禁煙を導入する。診療報酬の改定に伴い、4月からニコチン依存症の管理料が保険対象となり、がん拠点病院の申請にも努力義務とされることなだが背景にある。
徳島社会保険事務局によると、10月28日現在、敷地内禁煙を行っているのは県立中央病院(徳島市)や三好病院(三好市)など54病院。同事務局には届けていない徳島赤十字病院(小松島市)の例もあり、少なくとも55の病院で敷地内禁煙が行われている。
徳島大学病院では2005年5月から敷地内に喫煙所を設け、分煙を行っていたが、敷地内禁煙を決定。10月上旬には病院内に45枚のポスターをはり、「平成19年1月1日から敷地内禁煙を実施します。ご協力お願いします」と呼びかけている。
同病院は同月中旬、地域でがん診療の中核を担う厚生労働省指定の「地域がん診療連携拠点病院」を申請。地域がん診療連携拠点病院は敷地内禁煙が努力目標とされている。
香川征院長は「分煙では禁煙所の出入り口を通る人から苦情があった。申請はいい機会。喫煙派の方にもご協力をお願いしたい」と訴える。
ただ、同病院の喫煙所でたばこの煙をくゆらせていた方は「これを機に禁煙と言われてもきつい。敷地外に吸いにいくしかなく、ストレスたまりそう」と肩を落としていた。
(徳島新聞2006.11.29)