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その他

 喫煙により、胃・十二指腸潰瘍、口腔粘膜の角化およぴ色素沈着、慢性萎縮性胃炎、肝硬変、クローン病などの危険が増大します。また、歯槽膿漏や歯周囲炎など歯周病になりやすくなります。この他、脳萎縮、白内障、難聴、味覚・嗅覚の低下、骨粗鬆症、体液性免疫の低下、老化の促進などもみられます。さらに、喫煙者では体重減少によるだけでなく、年齢よりも顔のしわが増えたり頬がこけて「Smoker's Face(スモーカーズフェイス)」という特有の顔つきになることが知られています。

  なお、米国の公衆衛生総監報告においては、喫煙は、全体的な健康状態の低下のほか、白内障、低骨密度、大腿頚部骨折、消化性潰瘍の原因となると判定されています。このほか、う歯、加齢性黄斑変性(網膜の黄斑と呼ばれる部位が毛細血管の障害等により変性し、視力に影響を及ぼすこと)や糖尿病患者での網膜症の進行、勃起不全(毛細血管の障害等による影響)などが引き起こされる可能性があります。
  こうして喫煙の健康影響を眺めてみると、呼吸器や口、歯など直接煙がふれるところにとどまらず、唾液等を通じて接触する胃のほか、煙が吸収され血液を介して全身に行き渡ることが続いて、毛細血管を含め血管を障害し、さらにその毛細血管が支えていた組織の障害、と、広範にわたる影響が及ぶことがわかります。