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肺がん

  受動喫煙の慢性影響として特に肺がんについて、平山の研究を初め多くの研究が発表されています。喫煙男性の妻の肺がん死亡率は、非喫煙男性の妻より明らかに高く、夫の喫煙量とともに高くなることが知られました。複数の疫学研究をまとめて検討した結果、夫の喫煙による非喫煙配偶者の肺がんの相対危険度は1.3〜1.5とされました。受動喫煙の方が推定タール曝露量の割に危険性が高いことから、能動喫煙と受動喫煙とでは、たばこ煙の有害成分が異なり作用様式も異なる可能性があります。

  なお、現在では、受動喫煙が肺がんの原因となることはIARCはじめ米国公衆衛生総監報告など各国の代表的な報告書において確認されています。


※受動喫煙の健康影響に関する米国公衆衛生総監報告のサマリーや癌、心血管系(循環器)、呼吸器への影響についての日本語訳が国立がんセンターのサイトにアップされています。
http://www.ncc.go.jp/jp/who/sg/index.html
※2010年3月アクセス