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「分煙」と「来客には適応せず」が日本流の禁煙システム

 禁煙といっても全面的に禁煙というケースはわずか2.5%と、非常に少ない(図7)。

 つまり、喫煙場所や喫煙時間を制限する、いわゆる「分煙」が日本の喫煙制限の基本パターンといえる。 

 では、喫煙場所はどこに設定されているのだろうか。喫煙コーナー、休憩室、応接室、会議室などで喫煙可能という回答が多く、それらが、スモーカーの安息地といえそうだ。時間によって制限する場合は「就業時間内」の禁煙が最も多く、「終日禁煙」も約3割あった。

 それでは、来客への対応はどうなっているのだろう(図8)。喫煙制限を「適応していない」会社が64.6%であるのに対して、来客にも制限するのは35.4%。これなども、日本型の禁煙パターンで、欧米流の徹底したシステムとは事情が異なっているといえそうだ。



【図8】来客への喫煙制限
 適用していない

64.6%

 適用している

35.4%

メリットは「きれいになった」デメリットは「いなくなった」

 「健康対策」や「時流に対応」を目的に進んできたオフィスの禁煙。その効果と影響はいったいどのようなものだろうか。今回のアンケート調査では喫煙制限のメリットとデメリットについて多数コメントが寄せられた。メリットで圧倒的に多かったのは「空気の清浄化」「室内、機器の汚れ減少」。職場環境向上への効果は、目に見えて大きいようだ。デメリットでは、「喫煙者の頻繁な離籍」がやはり圧倒的。また、なかには喫煙者のストレス増加を指摘する回答も数例見受けられた。