保健行動習慣化のための自立支援型運動プログラム開発事業(平成17年度 厚生労働省 老人保健事業推進費等補助金事業)
1. 事業目的
高齢者に保健行動を習慣化させるための手法を、安全かつ楽しく継続的に実施するための理論を説明する指導書(教本)と、この理論を高齢者が日常の生活の中で、実践に活かすための手引書(ガイドブック)を作成することで、高齢者の保健行動に関する知識受容から行動への関連を向上させるための基盤づくりを行った。
2. 事業概要
- 「プログラム企画・検討委員会」の設置
全体構想を企画し、指導書及び手引書の制作を専門的な立場から検討した。
委員:7名 開催回数:3回 - 指導書及び手引書の制作
上記検討委員を監修・執筆者として、指導書及び手引書の制作を行った。 - 制作物の配布
上記制作物を各地方公共団体・地方健康づくり関連団体へ配布した。
3. 事業の成果
本事業を実施したことにより、次のような効果があった。
- 高齢者の健康増進と体力向上に関する意識と行動の変容が可能になった。
- 高齢者を取り巻く家庭や地域の健康増進のための環境が改善された。
- 家庭や地域における高齢者への支援ネットワークが強化された。
- 行動科学理論・事例により、指導者(保健師、栄養士、健康運動指導士/同実践指導者等)の専門的知識を有効に生かすことが可能になった。
- 元気老人を増加させ、その結果として医療費や介護費の節約を促すことが期待できる。
[高齢者の保健行動改善のための 基礎知識ガイドブック] |
[保健行動改善ハンドブック] |