医療機関と健康運動指導士等との連携による運動療法の在り方に関する調査・研究
目的
2014(平成26)年度に発表された政府の「日本再興戦略」で「国民の健康寿命の延伸」が重要なテーマとして位置づけられ、
なかでも生活習慣病に対する運動療法については、疾病予防、介護予防につながり、大いに役立つものと期待されている。
生活習慣病の患者およびその予備群に対し運動療法を広めるためには、運動に伴うリスクを回避した運動指導ができる運動指導者や運動施設、
患者自身に運動するような動機付けが必要とされているが、患者に対する運動療法への動機付けや具体的な実践方法の指導等の体制が十分ではなく、
喫緊の課題となっている。
そこで、患者が運動に取り組みやすい環境を作るために医療法42条施設(以下、42条施設と略す)等の運動施設を広め、自治体等と連携する
仕組みを作ることを目的とし、42条施設の実態把握、認定健康スポーツ医(以下、健康スポーツ医と略す)と健康運動指導士等の
連携による運動療法に関する調査・研究を行う。
実施概要
- リスト作成
日本医師会、健康・体力づくり事業財団より医療機関リストを収集し、電話調査のリストを作成する
↓ - 電話調査
医療機関に42条施設の附置状況を確認し、附置している場合はアンケートの協力を依頼する
↓ - 郵送調査
アンケートの協力を得られた医療機関にアンケートを実施する
↓ - 実施調査
42条施設にインタビューを実施する
↓ - 報告書作成
郵送調査、実施調査の結果をもとに報告書を作成する