公益財団法人 健康・体力づくり事業財団

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睡眠

タバコ

 タバコの煙に含まれる成分にはニコチン、一酸化炭素、タール、ベンツピレンなどがありますが、発ガンとの関連で注目されているのは後者です。このうち睡眠に影響を及ぼすのはニコチンです。
 ニコチンは夜間の睡眠と日中の気分に対してカフェインと同様の作用があることが分かっています。ニコチンは少量だと軽度の鎮静作用とリラクセーションの作用が現れ、摂取量が増えると覚醒作用が出現します。これらの作用は急激に入れ替わるので、夜間の喫煙は鎮静作用ではなく覚醒作用をもたらしてしまいます。
 ヘビースモーカーはアルコールやカフェインを同時に摂取することが多く、ニコチンとカフェインによる覚醒作用とアルコールによる鎮静作用の組み合わせは夜間の睡眠を障害することになります。こうした人はアルコールによる鎮静作用が強いときに入眠しますが、アルコールが代謝されてしまうと、ニコチンとカフェインの血中濃度がまだ高いため覚醒してしまいます。