公益財団法人 健康・体力づくり事業財団

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ストレス

ストレス対策法を身につけよう心の体操

メンタルヘルスを保ち、さらに増進する

 座禅やヨーガ、太極拳、自律訓練法などがありますが、習得するのに難しかったり、長続きしないことが多いようです。
 これらの良いところを抜きだし、ストレッチングを加えたのが、「心の体操」です。いつでも、どこでも、五分間くらいの短い時間で、道具がなくてもできます。
 やり方のポイントは、呼吸、筋のリラックス、そしてストレッチングです。

心の体操の方法(基本型)

 
  (1) 準備と姿勢
  1. 椅子に深く腰をかけます。
  2. 体をしめつけている物(ネクタイやベルトなど)をゆるめます。
  3. 股をⅤ字に開き、両足を前になげだします
  4. 手は股のところに落とします。

もものところから足をゆったりと開き、前方に放り出し、手は股のところに落とすように置く

椅子にゆったりと深く腰掛ける
 
  (2)呼  吸
腹式深呼吸を二回します
はく息はできるだけゆっくりと、吸う息は一気におこないます。
   

  (3)脱  力
  1. 顔面の脱力(眉の間や眉、あごなどの力を抜きます)。
 
顔全体がゆったりとなるよう、力を抜きます。

 

  1. 首の脱力(首の力を一気にぬきます)。
  2. 肩の脱力(肩を落とします)。
  3. 胴体脱力(腹を祈らないで、体全体を沈めます)。
 
 
【首、胴の力が抜けていて、とてもよい姿勢】
正面から見た姿勢 真横から見た姿勢
 
 

鞭打ちの後遺症のある方は、壁に頭をあずけるようにするとよい
 

 (4)ぼんやり注意と公式言語
  1. 肘から先の両手、膝から先の両足、ヘソを中心としたお腹に、ぼんやりと注意を向けます。何か変化があったら、その変化をそのまま受けとめます。
  2. 「両手が温かい、両足が温かい、お腹が温かい」を念仏のように、ゆっくりと心のなかで5?6回唱えます。
     手や足、腹を「温かくしよう」としてはいけません。