公益財団法人 健康・体力づくり事業財団

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平成11年度 文部科学大臣賞受賞組織概要

市の部

岩手県江刺市
担当課:市教育委員会社会体育課 TEL:0197-35-2111

江刺市は、「明るく住みよい活力ある田園文化都市」の実現を目指し、「はつらつとした心豊かなひとづくり」、「健やかで心ふれあう保健福祉の充実」の基本目標のもと、スポーツ活動の推進、保健医療の充実の部門別計画に基づいた施策を総合的に展開している。

市民の健康、体力つくり活動の普及と定着を図るため、スポーツ、レクリェーションの各種教室、大会を教育委員会、体育指導委員、各10地区公民館、保健行政、体育協会等関係機関、団体との連携のもと、事業を展開している。また、カルチュアパーク(体育館、野球場、総合運動場、テニスコート)、中央運動公園(体育館、4種公認陸上競技場、テニスート)、根岸公園(野球場、市民プール)、えさしグリーンパーク(温水プール、テニスコート、屋内ゲートボール場等)、各地区運動場、江刺市西体育館を始めとする各地区体育館の整備、各小中学校体育施設の開放を行い、市内全域にわたる各年齢層のスポーツ活動の活性化を図っている。

さらに、市民が気楽に参加できる「歩け歩け大会」を各地域で開催し、幼児からお年寄りまで歩くことを健康・体力づくりの基盤にして事業を展開している。このほか、水中ウォーキング、ダンベル運動、練功十八法等の「リフレッシュ・スポーツレクリェーションセミナー」を年間を通じて開催し、継続的、日常的なスポーツ活動の普及が図られており、その際には、種目選択参加制とするなど住民が参加しやすいように配慮している。

保健栄養部門においては、「自分の健康は自分で守る」をモットーに、保健衛生組合、寝たきりゼロを目指す会、ボケない老後を過ごす会などの組織づくりを支援し、地域ぐるみの自主的、積極的な「健康な町づくり事業」を展開している。

また、栄養士、保健婦、食改善リーダー等を中心とし、料理教室、巡回健康づくり教室、料理講習会等を開催するとともに、個々の生活状況に応じたアドバイスのために、妊産婦、障害者、高齢者、検診後の要注意者等への訪問健康指導を積極的に行い、また、市民のボランテア活動とも積極的に連携し、市民の健康づくりをきめ細かく推進している。

滋賀県長浜市
担当課:市教育委員会生涯学習課 TEL:0749-65-6552

長浜市は、平成2年度に体力つくり国民会議議長賞受賞後、平成4年には、「冬でもスポーツを」という多くの人々の情熱によって、当時、全国でも有数のドーム施設である「長浜ドーム」(県立)が完成した。また、平成8年には、陸上、サッカー、アメリカンフットボール、ソフトボール、ゲートボール等多種目の競技が可能な神照運動公園も完成し、既存の体育館、プール、運動広場、野球場、テニスコート、弓道場等の施設に加え、新たな市民のスポーツ活動の拠点になっている。さらに、多目的利用が可能な新施設の導入によって、市民の幅広いニーズに応えるとともに、スポーツへの関心を高めている。

体力つくりの面においては、「いつでも、どこでも、だれでも」をスローガンに、生涯スポーツの振興を図り、長浜ドームや市内各施設において、多彩なスポーツイベントやスポーツ教室などを開催している。特に、市民がスポーツに親しめる一日となるような事業を展開し、多くの参加者を得ている。

生涯スポーツ振興の中核的な役割を担っている体育指導委員会は、年々充実し、委員の増員、組織の充実が計画的になされてきた。長浜市のスポーツイベントや教室等に参加協力し、精力的に活動してきた。また市民のニーズに応じた健康・体力つくりに資するため、各公民館区を拠点に、ニュースポーツの普及・推進などに取り組み、長浜市のスポーツ振興のリーダー的存在になりつつある。全市的な振興と各地域への浸透といった重奏的な取り組みで、体力つくり活動が活性化している。

健康つくりの面においては、昭和61年から5年間、ヘルスパイオニアタウン事業に取り組み、健康つくりの実践に力を入れてきた。また、昭和63年から、「喫煙マナー向上推進事業」と銘打って、県下に先がけて、たばこ対策に力を入れ、肺癌予防だけでなく、生活習慣等を見直すための働きかけをしてきた。

健康推進員は、毎年10名程度養成しており、市民に密着した健康づくりに努め、特に7つの部会活動(食生活、母子保健、リハビリ、健康管理、運動、紙芝居、機関紙)により、自主活動が活発である。

町村の部

青森県倉石村
担当課:村教育委員会総務課 TEL:0178-77-2111

倉石村は、昭和48年〜50年に体力つくり国民運動モデル市町村に指定されて以来、村内の関係機関・団体が連携を図りながら、健康・体力つくりに関する事業を組織的に展開している。

スポーツの分野では、健康増進や心身のリフレッシュ、趣味のスポーツ等の普及促進、競技スポーツの振興を図るため、施設の整備充実や指導者の育成・活用、各種スポーツ情報や知識の普及を図り、「村民ひとり一スポーツ」をキャッチフレーズにした村民総参加による生涯スポーツの運動を展開している。

保健栄養部門では、福祉厚生課が中心となって、出先機関のデイサービスセンターや社会福祉法人の倉石村社会福祉協議会と連携し、健康づくり、健康管理、生きがいづくりなどの事業を効果的に推進している。平成10年度には、「人と自然の共生する夢の森・倉石」をキャッチフレーズに第4次倉石村総合計画を策定し、「生涯にわたり、健康で楽しい生活ができる村」づくりを目指している。

また、平成11年度には、保健・福祉サービスの拠点として総合福祉センターを開設し、保健、福祉、医療との連携を図りながら、村民のライフスタイルに応じた保健サービス等を提供することにより、健康で幸せな暮らしの実現を目指している。

広島県大柿町
担当課:町保健福祉課 TEL:0823-40-3088

大柿町は、平成7年に「体力つくり国民会議議長賞」を受賞しており、この賞の受賞後も健康・体力つくりについては着実な歩みを遂げている。

体力つくりについては、ジョギング&健康マラソンの町として町民皆スポーツを合言葉に、町民の体力つくりの推進に向けて積極的に取り組んでいる。

このほか、町民の体力つくりの一環として「さわやかオレンジソング」、「大柿音頭」のCDを制作することで、誰でも気軽に楽しくダンスできる環境を整え、住民の体力づくりに大いに寄与している。

また、ヒロシマMIKANマラソン大会をはじめ、瀬戸内カップビーチバレーボールなどの全国規模の大会を開催し、「スポーツアイランドおおがき」というスポーツの町として、全国から脚光を浴びている。

健康づくりについては、「生涯健康で心豊かな町づくり」をキャッチフレーズに、国の先駆的な保健事業をはじめ、国民健康保健事業の健康づくりのモデル事業に積極的に取り組み、食生活改善指導、栄養指導、保健指導を行い住民の健康づくりを積極的に推進している。同町では、保健婦を多く採用し、研修等に継続的に参加させるなど保健活動のレベルアップを図り、地域のニーズに応えている。

保健、スポーツの両面から健康・体力づくりに取り組むため、大柿町体育協会、地域保健対策協議会、女性会等を核としたスポーツ・健康づくり推進事業実行委員会を設置し、町民の自主的なスポーツの振興と体力つくり運動の展開を図っている。

地域組織の部

埼玉県 鷲宮町健康づくり推進協議会
担当課:町教育委員会生涯スポーツ課 TEL:0480-58-111

鷲宮町では、町民憲章の中で「心身ともに健康でゆたかな人間性をめざします」の1項を掲げ、その具現化のため行政、関係諸機関、学校、家庭及び地域が一体となって積極的に健康・体力づくりに取り組んでいる。なかでも、鷲宮町健康づくり推進協議会は、平成6年度の「体力つくり国民会議議長賞」受賞を契機に、一段と幅広いスポーツ・レクリェーション行事や、地域性のある活動を展開するとともに、その組織の活性化を図るため、団体の育成・援助並びに指導者の育成に努めている。

「日本一周徒歩の旅」は、ウォーキングをとおして楽しみながら健康・体力づくりを図ることを目的として平成8年2月からスタートし、150人余が参加している。到達目標を設定したことにより、継続的にウォーキングをすることができ、健康・生きがいづくりに寄与している。

健康づくりハイキングは、平成国際大学スポーツ研究所の協力により、参加者の1kmごとの歩行心拍測定と、その結果を基に「健康と運動」についての講義が行われている。

このほか、保健センターを中心にして住民の健康管理・健康増進に取り組んでいる。なかでも40歳以上を対象に健康管理システムの電算化により、保健、医療、福祉の連携を図っている。

鷲宮町健康づくり推進協議会では、これから迎える超高齢社会にそなえ、健康づくりの意識の高揚、健康づくりのための生活習慣の確立、健康づくり実践のための環境整備を目的に健康づくり基本構想と基本計画を策定し、日常生活の中で食習慣・運動習慣・休養に焦点をあて、町民と各種団体・地域・行政と密接に連携を図りながら健康づくりを積極的に展開している。

沖縄県 宜野湾市健康づくり推進協議会
担当課:市教育委員会社会体育課 TEL:098-893-4411

宜野湾市では、昭和62年4月に地域住民に密着した総合的な健康・体力づくり対策を積極的に推進するため「宜野湾市健康づくり推進協議会」を設置し、健康・体力づくりに関する各種事業を積極的に推進してきた。

今年で16回目を数える健康、福祉、都市づくりフェアーは、「市民の健康」「都市の健康」を提唱し、各関係機関・団体と連携し、市民の健康・体力づくりに関する知識の普及・啓発活動を行っている。具体的には、各種健康コーナーの設置、講演会、軽スポーツ大会をはじめ都市環境展示コーナー(下水道、都市緑化、交通安全、リサイクル)等を設け、総合的なイベントとして多くの市民が参加し、「健康都市宣言」にふさわしい事業へと発展し、市民に定着しつつある。

生涯スポーツフェスティバル(体育の日)は、市民皆スポーツの日を目指して各運動施設を開放し、関係機関・団体の協力のもと各種スポーツ大会、体力テスト等を実施し、市民の健康・保持増進に努めている。

平成7年度に体力つくり国民会議議長賞を受賞後は、市民の健康水準の向上を図るために「ミニディサービス」の実施、健康・体力づくりに関する知識の向上及び運動習慣を普及するために「生き生き健康移動教室」「水中運動教室」等を実施している。

これまで、身体活動部門の各種事業は、講習会、健康教室等を中心に開催していたが、平成10年度から、サークル活動中心へ移行した団体を対象に地域活動等育成事業として一定期間指導者の派遣(市体育協会から)を行い、自主的活動に向けて支援している。

職域組織の部

広島信用金庫健康保険組合
担当部門:同組合 TEL:082-245-0321

広島信用金庫健康保険組合は、昭和49年4月の設立以来、組合事業運営の基本として「健康は被保険者や家族の幸せの原点であり、企業の発展を支える人材育成にも健康は欠かせないもの」との姿勢で臨んできた経緯がある。実際の取り組みとしては、健康管理推進運動の事業活動の一環として行う事業を中心に、家族も含めた「健康と体力つくりの意識高揚」の推進に力点を置いてきた。計画的かつ科学的な評価分析を踏まえて積極的に事業活動を展開してきた結果、平成5年度には「職場における体力つくりの推進」が顕彰の対象に選ばれ、体力つくり国民会議議長賞をうけた。

組合事業運営の実績等については、被保険者の平均年齢は36.2歳で、中高年被保険者に絡む生活習慣病の予防対策を視野に入れての日常的な体力つくりの諸活動の展開はもとより、地域や関係団体が主催する各種スポーツ・ウォーキング行事等への積極的参加を促してきた。

当組合では、(1)保健対策事業と(2)健康維持増進事業を2本柱とし、保健対策事業では35歳未満を対象とした生活予防健診や歯科健診、人間ドックなど被保険者に対してきめ細かな健診事業を展開し、効果を挙げている。また、体力つくり事業では「企画、実施、評価」の基本を忠実に守りつつ、職域ヘルス・リーダーの意見を取り入れるなど、効率的で実行のある事業展開を常に意識した取り組みをしている。

体力つくりに関する現在の取り組みでは、当組合では、設立間もない時期より健康・体力づくり事業の重要性を認識しつつ、事業主や被保険者の理解や協力を求めながら、効果的かつ魅力ある事業を開発展開してきている。

日本ゼオン株式会社
担当部門:環境安全部 TEL:03-3578-7709

日本ゼオン(株)は、従業員の平均年齢上昇傾向の中で、従来は厚生活動の一環として壮年体力測定を実施していたが、その結果にもとづく指導体制が確立していなかった。また、疾病休業日数率が1.0 を超える状態で、職場の中から健康の確保が重要課題との認識が高まってきた。

労使で健康つくり推進を検討していた時期に、SHP(シルバーヘルスプラン) にもとづくヘルスケアリーダー養成講習会に職場のリーダーが参加し、健康つくり運動の必要性を労使に具申し、昭和58年から労使で健康体力つくりを推進した結果、昭和62年度に体力つくり国民会議議長賞を受賞した。

現在、活動内容のマンネリ化等を解消し、さらに発展的な健康づくり活動を行うための体制等の再構築に取り組んでいる。

主な活動内容としては、平成8年から開始した「グリーン化作戦」と称する生活習慣病予防教室がある。検診結果等に基づく、要管理者(イエロー)を健康者(グリーン)に移行する全社運動であり、産業医を中心とする専門家がトータルな指導を行い、一年後の健診結果で評価している。その結果、グリーン化率が年々上昇してきている。また、"一日一万歩!日本を縦断しよう!!"を目標とした「レッツウォーク運動」を開始、「健康電話相談」を利用したメンタルヘルスケアの取り組みも行っている。

企業内において健康・体力つくりを進めるに当たって、様々な課題に対応するため体制等の再構築に取り組み、成果を挙げている。