平成17年度 内閣総理大臣賞受賞組織概要
- 市の部
- 富山県魚津市

担当課:教育委員会スポーツ課 TEL:0765-23-1042
≪選 評≫ 順天堂大学名誉教授 武井正子
(1) 2000年国体の影響とスポーツ振興について
文部科学大臣賞受賞後、2000年とやま国体成功に向けて、市民ボランティア団体136団体による「市民運動推進連絡会議」を組織し、「1地域1県応援運動」を展開し大会を大いに盛り上げたことがきっかけで、市民がスポーツを身近に受け止めるようになり、国内外の大会誘致・開催に関しても市民の協力が得られ、市民参加型のスポーツ振興について底辺が広がったことは、評価に値する。平成13年度に生涯スポーツ振興の指針にすることを目的に魚津市民意識調査を実施、その結果に基づき、平成15年には、「魚津市生涯スポーツプラン」を策定し、環境づくり、人づくり、プログラムづくりの3つの基本施策のもとに総合型地域スポーツクラブの育成や児童・生徒の体力・運動能力の向上、競技スポーツの推進などの具体的な施策に取り組んでいる。総合型地域スポーツクラブは、平成12年以降、小学校を拠点とした「大町スポーツクラブ」、公民館での文化・スポーツ活動を展開している「天神文化スポーツクラブ」、魚津市総合体育館の諸施設を活用した「うおづ総体スポーツクラブ」の3つのクラブが活動しており、うち2つは自主財源による運営を始めている。特記すべきは、すべての市民を対象としながらも21世紀を担う子ども達の健全育成に力を注いでいること、「魚津市生涯スポーツプラン」においては、施策の年次目標を掲げるとともに、10年後の目標達成に向けて実践的な施策を展開していることである。
(2) 健康づくり推進事業と健康体力づくり市民ネットワークについて
健康づくり推進事業は、17組織で構成される「魚津市健康づくり推進協議会」を中心に総合的な施策が検討され、健康センターを中心に、食生活改善推進員、健康体操指導員、保健衛生推進員など地域住民主体の活動が定着している。特に介護予防対策として、社会福祉協議会と連携して実施している「ふれあい・いきいきサロン」は、平成10年度の3箇所から16年度には63箇所になり、ここでも多くのボランティアが高齢者の健康づくりを支援している。2000年国体を契機に組織された「魚津女性スポーツの会」は、国体終了後、女性の視点から生涯スポーツの実現に向けて、健康センターと協力しながら、中高年の健康づくりに取り組んでおり、さらに、スポーツ、栄養、医療、福祉、文化、芸術等、幅広い分野で活動している女性グループとネットワークをつくり、「魚津女性の会」として、魚津市民のからだと心の健康について学習会を開始しており、今後の幅広い活躍が期待できる。以上、魚津市の生涯スポーツ振興、健康づくり、ともに将来を見据えた基本計画のもとに市民参加型ですすめられており、それを支える体育指導委員やスポーツリーダー、健康づくり推進員さらに市や団体担当者のたゆまぬ努力と熱意が感じられた。また、健康日本21の地方計画「魚津市健康増進計画」は、平成18年度に策定予定で着々と準備が進んでいる。よって魚津市は内閣総理大臣賞授賞に値する優秀組織である。

