公益財団法人 健康・体力づくり事業財団

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平成20年度 実施クラブ一覧・活動事例

都道府県名 委託クラブ名
北海道 総合型地域スポーツクラブGenキングしらおいクラブ↓
桜が丘ひぶなクラブ
岩手県 釜石シーウェイブスRFC
和賀総合型スポーツクラブ「One's」
宮城県 スポーツコミュニケーション・かくだ
茨城県 滑川ファミリースポーツクラブ
栃木県 葉鹿ふれあいスポーツクラブ↓
グリムの里スポーツクラブ
埼玉県 南区地域スポーツクラブ
北浦和総合型地域スポーツクラブ・レクリエーションクラブ
千葉県 NPO法人 習志野ベイサイドスポーツクラブ
神奈川県 善行大越スポーツクラブ
富山県 特定非営利活動法人スクエア富山
石川県 バモスはくい
福井県 国高総合健康クラブ↓
長野県 伊那市総合型地域スポーツクラブ東部地区クラブ
K.B.S高陵地区文化・スポーツ活動運営協議会
岐阜県 特定非営利活動法人 つけちスポーツクラブ
静岡県 大洲スポーツクラブ
愛知県 NPO法人 東陽いきいきスポーツクラブ
三重県 特定非営利活動法人 あのうスポーツクラブ
滋賀県 はーと貴生川スポーツクラブ
大阪府 てしま総合型ローズクラブ
兵庫県 スポーツクラブ21くげ(KFSC)
スポーツクラブ21大観
奈良県 総合型地域倶楽部やわらぎトラスト↓
和歌山県 げんき倶楽部はしもと
特定非営利活動法人くちくまのクラブ
島根県 Yu-Gaku加茂スポーツクラブ↓
社日総合スポーツクラブ
山口県 美和スポーツクラブ
徳島県 いけだスポーツクラブ
香川県 特定非営利活動法人 ELF丸亀
高知県 NPO法人 かがみスポーツクラブ
福岡県 特定非営利活動法人ウェブスポーツクラブ21西国分
佐賀県 ほっと有明クラブ
長崎県 奈良尾スポーツクラブ「ナッシーズ」
平戸市総合スポーツクラブビクトリー
熊本県 上天草スポーツクラブドリームズ
花園スポーツクラブ
宮崎県 みやざき中央スポーツクラブ
いい汗加久藤クラブ
鹿児島県 大口健康スポーツクラブ

総合型地域スポーツクラブGenキングしらおいクラブ

北海道白老町
人口:約20,284人(9,744世帯)
クラブ設立年:平成18年(2006年)3月
クラブ会員数:約200名

1. Genキングしらおいクラブの概要

白老町は昭和51年にスポーツ都市宣言を行い、町立体育館2つ、温水プール、武道場、テニスコート、野外教育センター、運動公園(野球場、陸上競技場)等、スポーツ施設が充実している。施設管理は町体協が町から委託されており、町体協は町からの100%補助金で運営されており、町としては自主財源による自立を望んでいる。
Genキングしらおいクラブは、日本体育協会のクラブ育成補助を得て平成18年度に設立。体育指導委員など行政主導で立ち上がり、事務局は町教委(臨時)職員や、体育指導委員がボランティアで行っている。町からの補助金を受けておらず、会費(ほぼ保険料)や事業参加費で運営されているが、施設使用料の減免割合(昨年度までは無料)が低くなっていくにつれ、財政的に厳しくなっている。新たな財源として、次年度にスポーツ施設の指定管理者に立候補するかどうかを検討中で秋に結論を出す。また、高齢者大学へも声をかけ、指導者やボランティアを募りたいと考えている。
現在、10教室、2サークルのほか日本ハム観戦ツアー(会員500円引き)や映画鑑賞(会員半額/1人につき100円マージン)などを実施し、スポーツを行わない人にも入ってもらいクラブの一員として組織へ共感してもらえるよう努めている。会員には温泉やパークゴルフ場などの優待もつけ差別化を図っている。
クラブの名称とマークは公募し、中学生のアイディアを採用した。

総合型地域スポーツクラブGenキングしらおいクラブ 写真01

総合型地域スポーツクラブGenキングしらおいクラブ 写真02

2. シニア体力アップステーション事業について

プログラムは、元気まち体操、水中運動、ペタンク、ゲーリング(ゲートボールとカーリングを一体にした白老考案のニュースポーツ)、ヨガ、フロアカーリングを3~4回ずつ交互に24回実施する。指導者には健康運動実践指導者、体育指導委員などがあたる。水中運動は平日の夜に実施しており、毎回20名前後の中年が参加。そのほかの種目は高齢者中心で約15名が参加する。
広報は、新聞折り込みを2回の健康講話時に行ったほか、毎月の町広報誌(町会ごとに直接配布)へのちらしのはさみこみ、町内の30か所近くに設置したクラブたよりに月ごとのクラブの事業とステーションプログラムを紹介している。たよりは、毎月クラブ事務局が直接出向いて交換する。参加者はこれらの広報誌を見る他に口コミで事業を知った人も多いようだ。
当日のプログラムは、ウォーミングアップのストレッチ(椅子に座りながらでも可能なプログラム)→第一・第二体操→ヨガ→お茶会の順番で進められた。常連が多いが、2~3名新参がいた。リーダーや近所の人に声をかけてもらって参加したという。アクセスは車で、誘い合わせてくる。晴れると農作業をしなければいけないので参加できないという声もある。

3. 今後に向けて

シニア体力アップステーション事業で行った種目は、クラブメニューとして増やしたいものを選択している、事業終了後は教室として継続するために、現在指導員の下に補助指導員をつけて指導中である。このような活動は今後のステーション事業継続に大いに期待できる。
当日の教室は、健康福祉課と共同で行っており、会場内にポスターやちらしが貼ってあるにもかかわらず参加者のクラブへの周知レベルは低かった。同課も今回初めてクラブを知ったとのことだが、今後協力しあえることは行っていくという前向きな姿勢がうかがえた。

総合型地域スポーツクラブGenキングしらおいクラブ 写真02

総合型地域スポーツクラブGenキングしらおいクラブ 写真03

参加者の声

  • この事業に参加するようになり、あぐらをかけるようになった。普段の動きも楽になった。
  • 91歳女性、孫の参観日に参加するのを目標にこの事業で運動を行っている。体も動くようになり、参観日が待ち遠しい。
  • チラシが家に来たが、踏ん切りが付かず参加出来ずにいた。その後、友人に誘われて、参加するようになった。今では、毎週の楽しみなっている。
  • 雨の日が比較的参加しやすい。晴れの日は、家の仕事が忙しくて、参加したくても出来ない。

葉鹿ふれあいスポーツクラブ

栃木県足利市葉鹿町
人口:約7,637人(3,013世帯)
クラブ設立年:平成16年(2004年)1月
クラブ会員数:地域住民全員

1. 葉鹿ふれあいスポーツクラブの概要

葉鹿ふれあいスポーツクラブ 写真01 足利市は現在8つの総合型地域スポーツクラブが立ち上がっている。その中の葉鹿町にあるのが葉鹿ふれあいスポーツクラブである。このクラブは会員を地域住民全員としており、会員制ではない為、クラブの年会費等は個人から徴収せず、地域内全戸から自治会費の一部として徴収している。クラブハウスや事務所は無く、葉鹿公民館・西幸楽荘ウォーキングコース(一週540mのコース夜間はライトアップされて若者のジョガーで賑わう)を利用して、主にスポーツ教室を中心とした事業を実施している。
現在は、エアロビクス・ゴルフ・ウォーキング等の8つの教室を展開している。そのうち、駅伝大会講習会と少年野球教室は小学生の参加者を募っている。会員制度を設けないので、スポーツクラブ利用の条件は葉鹿町在住ということだけである。すべての教室・講習会に住民は参加可能である。クラブの目的に、「スポーツに関する情報を住民に提供し、住民のスポーツ活動を促進することにより、健康で明るい活力に満ちた地域づくりに寄与すること」とあるが、上記のことから充分に目的を果たしていると言える。

2. シニア体力アップステーション事業について

葉鹿ふれあいスポーツクラブ 写真02 この日の事業は葉鹿公民館の一角で行われた。まず、参加者は教室の後ろに置かれている血圧計で測定を行う。自分自身で平常値を確認する。
その後、講習会に移る、この日の題は「食中毒にご用心」。約20分間スクリーンを使用したり、クイズを出したり楽しい雰囲気で講習会が行われる。講習会の内容は季節や流行のニュースなどに合わせて毎回内容が変わる。
次に、さわやかストレッチ→運動ストレッチ→筋トレ→クールダウンの順番で次々にメニューをこなしていく。メニューをこなして行く中で、指導者は「自分の体調に合わせて、あくまでも自分本意でストレッチを行ってください。すべて行う必要はありません。」っと、声を掛けていた。その声掛けがあるので、参加者は頑張り過ぎず、無理のない運動が行えていた。
指導者はこの地域に在住の方なので、運動をやりたい人と指導できる人が結びついているスポーツクラブと言える。
事業の最後には、参加者の話し合いの時間が10分程度設けられている。そこで、今日の事業の反省や、今後やってみたい運動など参加者とクラブスタッフが意見交換をする。その話し合いを行うことで、クラブスタッフは生の意見を聞くことができ、参加者は自分たちでクラブを作り上げている事が実感でき、相乗効果に繋がっている。

3. 今後に向けて

葉鹿ふれあいスポーツクラブ 写真03 シニア体力アップステーション事業終了後は参加者にサークルを結成してもらい自主的に活動を行うことが決定している。シニア体力アップステーション事業の広報活動は、自治会協力のもと葉鹿町の全世帯に広報紙を配布しての参加呼びかけ、地域のスポーツイベントを利用しての参加呼びかけを行った。サークル活動の中で一番難しいのは持続性・参加者の維持であるが今後の活動でも何らかの呼びかけを考えて参加者を増やしてもらいたい。現地調査の印象では、参加者は皆やる気がみなぎっていたので、今後の活動を期待したい。

参加者の声

  • この事業は始めからすべて参加している。自分の体だから、自分で管理し、これからも元気に日々の生活を過ごしたい。このような事業はありがたい。
  • 今日で3回目の参加。脊髄の病気で足が麻痺していた。5年間リハビリを行っていた。家の近くでこのような事業があると、リハビリにもなるし、足が以前よりも動くようになった。
  • 転ばなくなった。以前は危ないっと、思うことが多かったが、最近は本当に転ばなくなった。先生の指導のストレッチが効いている。
  • 10年間運動を続けている。この事業はすべて参加している。とにかく運動は楽しい。

葉鹿ふれあいスポーツクラブ 写真04

国高総合健康クラブ

福井県越前市
人口:約86,545人(28,748帯)
クラブ設立年:平成16年(2004年)3月
クラブ会員数:約150名

1. 国高総合健康クラブの概要

国高総合健康クラブ 写真01 国高総合健康クラブのある福井県越前市は、平成17年10月に武生市、今立郡、今立野町が合併して誕生した市である。現在、越前市には4つの総合型スポーツクラブが有り、2つのクラブを立ち上げている最中である。国高総合健康クラブは平成14年度~15年度までtoto助成の創設支援を受けて平成16年3月に設立した。その後、1年間はtoto助成活動支援を受け、親子スキー教室・ウォーキング大会・卓球教室・ソフトバレーボウル教室など多くの教室を立ち上げ、クラブ会員数の獲得に努めた。そして、平成20年度に中高齢者を対象にした事業開催を希望し、シニア体力アップステーション事業に名乗りを上げた。このような活動を経て、現在のクラブ会員数は約150名に及ぶ。
平成20年度の開催種目は、ウォーキング・ニュースポーツ・ショートテニスなど約12種類になる。運動以外にフラワーアレンジメントなどもあり、スポーツを行わない人にも少しでもクラブに足を運んでもらえるように心がけている。
クラブの年会費は家族会員3,000円、個人会員2,000円として、手頃な年会費で健康・体力づくり・仲間づくりの場を提供している。

2. シニア体力アップステーション事業について

シニア体力アップステーション事業は、毎週木曜日に体操やストレッチ、毎週土曜日にウォーキングを行う週2回の事業構成になっている。平日・休日の両方に活動することで、参加者のスケジュールに少しでも寄り添い、多くの人に参加してもらえるよな構成になっている。広報活動としては、新聞の折り込みチラシとして市内全域への配布が行われた。参加者の年代は50代~80代の人達が主に参加している。クラブハウス等は無く、木曜日の事業では国高公民館内スポーツルームを使用し、ウォーキングでは身近な地域のコースを決めて3~4kmをAM7時から1時間かけて歩く。
現地調査は、木曜日に行われたので、活動内容はストレッチになっている。ウォーミングアップとして、体操を音楽に合わせて行う。始めから音楽に合わせて行うと脱落者が出てしまうので、始めは音楽無しで体操を何回かに分けて練習する。参加者が慣れて来たところで、音楽に合わせて体操を行う。という動作を繰り返して体で覚えさせる。参加者は皆笑顔で、活き活きと体操を行っていた。その後、ストレッチに移り、約1時間掛けて全身のストレッチを行う。充実している内容に、参加者も体を動かす楽しさを味わっているようだ。

国高総合健康クラブ 写真02

国高総合健康クラブ 写真03

3. 今後について

どのスポーツクラブにも伺える点だが、男性参加者が女性に比べると少なくなってしまう。シニア体力アップステーション事業終了後は、この事業を国高健康総合クラブの事業として取り入れていく予定なので、今後は男性にどのようにアプローチをして参加を促して行くかが、クラブ会員確保にも繋がるのではなかろうか。参加者の意識調査としてクラブは独自のアンケートを行う予定を立てているので、そのアンケートを有効に利用してメニュー等を考案していって欲しい。

総合型地域倶楽部やわらぎトラスト

奈良県北葛城郡王寺町
人口:約22,676人(8,909帯)
クラブ設立年:平成19年(2007年)
クラブ会員数:約756名

1. やわらぎトラストの概要

総合型地域倶楽部やわらぎトラスト 写真01 やわらぎトラストは、平成17年に日本体育協会の育成クラブの指定を受け平成19年に設立されたクラブである。奈良県北葛城郡王寺町の住民を対象に事業を行っている。この王寺町は、奈良県の西北部に位置し、聖徳太子にゆかりの深い土地として有名である。地域住民の力を借り、文部科学省が提唱する21世紀型の生涯スポーツ環境の実現を目指して活動を行っている。
現在のクラブ会員数は約756名(大人330名/子ども426名)になる、人口の10%をクラブ会員にすることを目標に王寺町の広報雑誌「王伸」にクラブの活動状況の掲載や、スクール名の区分を癒し系・燃焼系・いきいき健康系・キッズコース・ジュニアコースなどのネーミングにし、子どもからシニアまで気軽に参加出来るような配慮をしている。
クラブの年間登録料(保険料含む)は一般(高校生以上)2,000円(町内)/2,500円(町外)・ジュニア・キッズ(中学生以下)1,000円(町内)/1,500円(町外)と定めている。総合型スポーツクラブとして立ち上がって1年でこれだけの会員数になるので、今後の活動も多いに期待できる。

2. シニア体力アップステーション事業について

シニア体力アップステーション事業は、開始時間を王寺町南小学校の下校時間に合わせて、午後4時~6時とし、地域で子どもの安全を見守る犯罪制御の目的から、自宅から徒歩で小学校に来てもらっている。また防犯目的にクビから防犯プラカードを提げてもらっている。小学校と連携することにより、気軽にスポーツに取り組める場所・倉庫の確保が容易になり、学校側からは、下校時の問題、地域教育力の低下に対応できる一助になると期待され、参加者には生きがいと介護予防にもつながる。
広報としては、「Super Thursday体験イベント」という題材で木曜日に全部で10回体験イベント(ヨガ・太極拳・エクササイズ等)を行い常に新規参加者への呼びかけを行っている。また、参加者の目標となるようにチャレンジカードを配布し参加回数に応じてプレゼントを渡したり、学校事業等にも参加出来る機会を設けたりしている。
当日のプログラムは、ニュースポーツのバウンドテニスと卓球で、参加者はどちらでも参加できる。バウンドテニスは7名・卓球は14名の参加者があった。バウンドテニスも卓球も素人とは思えないほどの腕前で、大会に出ることを目標としている。

総合型地域倶楽部やわらぎトラスト 写真02

総合型地域倶楽部やわらぎトラスト 写真03

3. 今後に向けて

シニア体力アップステーション事業の参加者は驚くほどの腕前の持ち主ばかりで、70歳代、80歳代とは思えないほどの機敏な動きと意欲に驚かされた。この意欲を活かし、シニア体力アップステーション事業の終了後は、活動を継続的に行う為に、気軽に参加できる場所の確保と物品の整備をすることで活動を充分持続していけるだろう。
現在の参加者はすでに充分に運動が身に付いているので、途中参加者がどのように現在の参加者に追いついていくかが課題になりそうだ。運動のレベルに分けて事業を展開していくのも一つの手かもしれない。

参加者の声

  • 79歳男性、週に1回の卓球を楽しみにしている、卓球大会目指して頑張りたい。
  • 76歳女性、以前はバンドテニスの球は全く当らなかった。足の動きも悪く、玉に追いつかない感じだったが、指導者の先生が来てからは、自分でも驚くほど上達した。足もすごく軽くなった。
  • 昔テニスをしていたので、バウンドテニスのコツはすぐにつかめた、全面コートを使うテニスはもうさすがにキツイが、バウンドテニスならまだまだ続けられる。
  • 週に1回以外もここで出会えた仲間とカラオケ大会をしたりする。友達が増えて毎日楽しく過ごせる。

総合型地域倶楽部やわらぎトラスト 写真04

Yu-Gaku加茂スポーツクラブ

島根県雲南市
人口:44,560人(13,601世帯):20年4月1日現在
クラブ設立年:平成17年(2005年)4月
クラブ会員数:約120人(2008年10月現在)

1. Yu-Gaku加茂スポーツクラブの概要

Yu-Gaku加茂スポーツクラブ 写真01 Yu-Gaku加茂スポーツクラブ(以下「クラブ」という。)のある雲南市は平成16年11月に旧大東町、旧加茂町、旧木次町、旧三刀屋町、旧吉田村及び旧掛合町の六町村が合併して誕生した都市で、島根県東部の松江市、出雲市、安来市等に接する地域に位置する。
平成17年にクラブを設立し、現在は会員数が120名を超えている。
クラブは(1)生涯スポーツの一層の充実発展を図る。(2)スポーツを通した異年齢交流により青少年の健全育成を図る。(3)スポーツを通した住民の自主的な活動を促し、地域の活性化を図る等を理念に、雲南市加茂B&G海洋センターに付設するアリーナ、プール、第2体育館(柔剣道場)などや加茂中央公園に付設する野球場、テニスコート、多目的広場、チビッコ広場などの施設を利用した活動を行っている。
クラブ年会費は個人会員(小学生以上は12,000円、幼児は6,000円)、家族会員(家族2人目からの加入は年会費半額)及びプログラム会員(体験教室で高校生以上は1回800円、子どもは1回400円)等となっている。
対象プログラムの主なメニューは、「キッズバスケ」、「キッズレスリング」、「ミニバスケット」、「バドミントン」、「卓球」、「水泳教室」等で屋内・屋外を問わず、年間を通して活動している。
この外、特別にイベントを開催しており小学生以上を対象とした「遠足」や小学高学年を対象とした「Let's キャンプ」、全会員を対象とした「スポーツ大会」などを実施している。
また、「さまざまなスポーツやら体験活動を楽しみながら心触れ合うまちづくり」をクラブの合いことばに、単にスポーツ振興に止まらず、スポーツやレクリエーションに親しむ市民が増えることで、子どもの健全育成や地域住民の心身の健康づくり、医療費の削減、地域コミュニティの回復など、明るく住みよいまちづくりを目指しています。

2. シニア体力アップステーション事業について

Yu-Gaku加茂スポーツクラブ 写真02 クラブは、独自のスポーツ施設を備えていないため、前述のとおり市の公共施設や時には周辺の恵まれた自然条件(山・海・川等)を活かした種目を展開している。
シニア体力アップステーション事業の広報活動として、市内各自治会を通じて開催募集チラシを配付するとともに、月一回、市の広報誌に参加の呼びかけや実施写真を掲載している。
また、オフトーク放送にて事業開催日に予定を毎回お知らせしている。
ステーション事業は、今年度(H20)は5月下旬~10月下旬までの5ヶ月間で、主として3B体操協会島根県支部の指導員2名が毎回講師を努め、概ね20名~30名を対象に「しなやか3B体操」、「ステップアップ3B体操」、「毎日楽しく3B体操」と徐々に体操難度を上げて実施している。
また、当クラブで特筆すべきは「身体教育医学研究所うんなん(注1)」の指導の下、健康講座や健脚度測定を行っており、生涯元気でいきいきと生活できる小児期からの健康づくりを推進している。

学校や家庭、社会に存在する「からだ」にかかわる様々な事象について、一面的な見方や机上の論ではなく、幅広く総合的・実践的な立場で研究を行っている機関です。
「研究活動」事業として、雲南市の現状と政策的・学術的調査研究活動を通じた調査・介入・提言を行い、「人材育成」事業として、市民自らが健康づくりを実践していくため、地域での運動や生活指導のリーダーとなる地域運動指導員の養成をはじめ介護職員や各種スポーツ競技者等の指導協力を行っている。
また、「情報発信」事業として、ケーブルテレビでの「さわやかストレッチ体操」や「まめな筋トレ」の放送、機関紙、広報誌、インターネット等を活用しての最新で信頼性のある情報を提供している。
Yu-Gaku加茂スポーツクラブ 写真03 当研究所長は雲南市副市長が代表しているが、運営委員長には東京大学大学院身体教育学教授で東京厚生年金病院整形外科客員部長武藤芳照氏が就任し、客員研究員ほか7名のスタッフの下、上記活動を展開している。
参加人員は、毎回(5月下旬~10月下旬まで)20名前後の人が集まる。この日(9月22日)は「3B体操ラクラク筋力アップ」が開催され、3B体操島根県支部のリーダーの指導に従い、通常より多い30名以上の参加者が3B(ボール、ベル、ベルター)を使った体操を約2時間程行った。
中には運動があまり得意ではなくみんなの動きに遅れる参加者もいるが、指導者は「自分のペースで楽しく」をモットーに事業を展開しているので、どの参加者も笑顔が絶えない。 当日の参加者の受付や道具の準備などは、主にクラブスタッフや参加者が行っているが、(参加者自ら受付を行う理由は)顔見知りや同年代の人が受付に居る方が初めて事業に参加する人に安心感を与えられる、という参加者の計らいから、今では参加者の数名が自然発生的にスタッフの一員として事前準備を行っており、クラブスタッフと地域住民が一丸となって作り上げたシニア体力アップステーション事業を見ることが出来た。

  • (注1) 「身体教育医学研究所うんなん」

3. 今後に向けて

Yu-Gaku加茂スポーツクラブ 写真04 今まで、クラブ独自のシニア向けの事業は展開していなかったため、今年度のシニア体力アップステーション事業終了後においても、運動の継続を呼びかけるとともに定期的に運動する機会を提供し、積極的な住民参加を促すことを心がけようとしている。
また、当該事業を推進することに伴い、中高年齢者に集いの機会を与え、歩く・遊ぶ等の活動から、楽しみながら自然に健康の増進を図ることが出来、運動習慣をつけることで生活習慣病の予防と「転びにくい身体」をつくることを可能ならしめることを心がけようとしている。
なお、今回の視察の際にも男性の事業参加者が少ないこともあり、男性が参加しやすいメニューを考案することも今後の課題であろう。

参加者の声

  • ここに来れば、たくさんの友達に会えるので週1回の楽しみである。また、運動が終わったあとは体が軽いので気分も良くなる。事業に参加するようになって水分補給の大切さを教えてもらった。夏は特に気をつけるようになった。
  • シニア体力アップステーション事業がきっかけとなり、加茂スポーツクラブの会員になった。知り合いも増え、身体を動かすことの大切さをこの年になって初めて知ったので是非これからも自分自身続けていきたい。
  • 今まで、年齢的なものから運動は控えていたが仲間と一緒だとわだかまりがなく、身体を動かすことが出来るようになった。