公益財団法人 健康・体力づくり事業財団

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平成21年度 実施クラブ一覧・活動事例

都道府県名 委託クラブ名
青森県 WILLスポーツクラブ
千葉県 稲丘スポーツクラブ
富山県 特定非営利活動法人 ふくのスポーツクラブ↓
石川県 サンズつばた
山梨県 昭和総合型地域スポーツクラブCamellia
伊勢スポーツクラブ
長野県 特定非営利活動法人 うえだ総合型地域スポーツクラブUSC
静岡県 NPO法人 スポーツクラブたはら
愛知県 半田地区スポーツクラブ
逢妻スポーツクラブ↓
兵庫県 スポーツクラブ21いながわ
鳥取県 青谷スポーツクラブ
島根県 i クラブ
徳島県 NPO法人あいずみスポーツクラブ
福岡県 小竹町総合型地域スポーツクラブ↓
特定非営利活動法人 北九州スポーツクラブACE
佐賀県 西有田スポ・レク協会
鹿児島県 かみやくスポーツクラブ
沖縄県 ひららスポーツクラブ

特定非営利活動法人 ふくのスポーツクラブ

富山県南波市
人口:約56,743 (17,387世帯)
クラブ設立年:平成10年
クラブ会員数:約3,881名

1. ふくのスポーツクラブの概要

特定非営利活動法人ふくのスポーツクラブ 写真01 特定非営利活動法人ふくのスポーツクラブ(以下「クラブ」という。)のある南砺市は平成16年11月1日、8町村(旧城端町、旧平村、旧上平村、旧利賀村、旧井波町、旧井口村、旧福野町及び旧福光町)が合併して誕生した都市で、富山県の南西端に位置し、北部は富山市、西部は医王山(いおうぜん)を介して石川県金沢市、南部は1,000メートルから1,700メートル級の山岳を経て岐阜県飛騨市や白川村と隣接している自治体である。
行政区域面積は約670平方キロメートル弱で、そのうち、約8割が白山国立公園等を含む森林であるほか、岐阜県境に連なる山々に源を発して庄川や小矢部川の急流河川が北流するなど、豊かな自然に恵まれている。また、当該市の北部の平野部では水田地帯の中に美しく「散居村」が広がり、日本でも誉れ高い独特の集落景観を形作っている。
当該スポーツクラブは平成8年に発足、平成10年に正式設立された会員制の総合型地域スポーツクラブです。
会員制であるからして、年会費が定められており、幼児~中学生は1,000円、高校生~69歳以下は3,000円、70歳以上は1,500円、身体障害者は無料となっている。
平成21年10月現在における会員数は、3,881名が登録されており、全国規模においても屈指の会員数を有する総合型地域スポーツクラブです。また、これら会員の年齢構成は別紙1のとおりとなっている。
総合型地域スポーツクラブの名の示すとおり、市内には「東」、「西」、「南」、「北」の各部をテリトリーとするスポーツクラブの連合組織のほか、「中部」及び「安居」の両地区をテリトリーとするスポーツクラブの連合組織がそれぞれ競い合って地区のスポーツ振興の中心組織として活動している。
平成21年10月現在における会員数は、3,881名が登録されており、全国規模においても屈指の会員数を有する総合型地域スポーツクラブです。また、これら会員の年齢構成は別紙1のとおりとなっている。
実施競技種目としては、「ランニング」、「フットサル」、「フレッシュテニス」、「ビーチボール」、「ゲートボール」、「ペタンク」、「ソフトバレーボール」、「ラージボール卓球」などのほか、各地区スポーツクラブにあっては、各自の地域や会員制の特色を活かした、「三世代交流ゲートボール大会」、「立山探訪登山」、「福野健康マラソン」や「ニュースポーツ民謡」、「大縄跳び大会」などの種目を展開している。
ふくのスポーツクラブの活動状況は、大別して1)「キッズのうんどう大好きプログラム」、2)「大人のためのヘルスアップメニュー」、3)「日中忙しい方におすすめプログラム」と称し、ほぼ1年を通して活動している。
1)の具体的な種目としては、「幼児」を対象とした「親子ふれあい教室」、「うんどうあそびリトミック」、「うんどうあそびマナーキッズテニス」や「ちびっこサッカー教室」をはじめ、「幼児・小学生」を対象とした「子どもダンス教室」や「新体操教室」、さらに「小学生」を対象にした「ジュニアトランンポリン」、「ジュニアカヌー」、「ジュニア硬式テニス」や「ジュニアスイミング教室」などがあり主に福野体育館スタジオ、アリーナや同一敷地内に隣接するB&G海洋センタープールを中心に活動を展開している。なかでも、「ジュニアカヌー」にあっては、他地域ではみられない恵まれた環境の下での活動が際立っている。
2)の具体的な種目としては、「よくばり貯筋(3B体操:年間45回)」、「ヨーガ〈同36回〉」「レベルアップテニス(同40回)」、「エンジョイテニス(同40回)」や「水中筋トレ(夏季のみ8回)」などの活動を展開している。
3)の具体的な種目としては、「スプリング・サマー・オータム・ウィンター~エアロ」、「ダンススポーツ」、「太極拳」、「ボディメイク」や「フラダンス」などを実施している。
一方、総合型スポーツクラブとしては、珍しいというか非常に貴重なファクターともいうべきなのか、当該クラブの応援団として各種の企業が登録されているのが稀有であろう。
「ふくのスポーツクラブ応援団」として、(個々の企業名を列記するのは憚れるが)有名大手スポーツメーカー、大手清涼飲料企業をはじめ、地域の建設会社、飲食店、スポーツ用品店、医院、フィットネスクラブetc市内の主だった50社におよぶ各企業が応援団を構成している。なかにはスポーツクラブ会員のみに限る価格割引を行っている企業もあり、官民併せての当該スポーツクラブに対する共感の裾野の広さを感じた次第である。

特定非営利活動法人ふくのスポーツクラブ 写真02

2. シニア体力アップステーション事業について

特定非営利活動法人ふくのスポーツクラブ 写真03 クラブが実施している競技のうち、シニア体力アップステーション事業として実施している競技種目は「ノルディックウォーキング」、「スポーツハイキング」、「ウォーキング」、「水中ウォーキング」、「カローリング」、「グランドゴルフ」などのハード事業のほか、「シニアDE運動(能力)・(筋力)UPセミナー」や「栄養・健康管理講習会」、「体力測定と反省会」などのソフト事業等も実施している。
このほか、5月にはシニア体力アップステーション事業への参加呼びかけをテーマとしたイベントを行い、新緑に萌える富岸運河環水公園を中心としたウォーキングを実施したところである。
当日のプログラムは、ウォーミングアップのストレッチ(椅子に座りながらでも可能なプログラム)→第一・第二体操→ヨガ→お茶会の順番で進められた。常連が多いが、2~3名新参がいた。リーダーや近所の人に声をかけてもらって参加したという。アクセスは車で、誘い合わせてくる。晴れると農作業をしなければいけないので参加できないという声もある。
このほか、5月にはシニア体力アップステーション事業への参加呼びかけをテーマとしたイベントを行い、新緑に萌える富岸運河環水公園を中心としたウォーキングを実施したところである。
シニア体力アップステーション事業の広報活動としては、福野地域内へチラシの全戸配布(9,000部)や公民館等の公共施設へのチラシ配布(200部)及びポスター掲示(20枚)、対象年齢層の方へのダイレクトメールの発送(100通)、クラブホームページへの掲載、ケーブルテレビにおけるコミュニティチャンネルでの案内(放映)など、利用できうる限りの媒介を通じて広報活動の徹底を図っている。
各実施日に係る参加者は概ね15名~25名程度であり、毎回ごとのビギナーに加え、リターナーも回を重ねるごとに徐々にではあるが、増加しており当該事業の実施効果は着実に現れている、と思われる。
我々がお邪魔したのは10月28日(水)の午後であり、当日はグランドゴルフ教室の行われた日であった。当該クラブ事務所から約1㎞程の距離にある60m×80m位の広さのグランドで行われたグランドゴルフの参加者は男女合わせて16名(うち、初心者は3名)であった。
当日の参加者の確認や道具の準備などは、主にクラブスタッフや参加者が行っているが、(参加者自ら受付を行う理由は)顔見知りや同年代の人が受付することが初めて事業に参加する人に安心感を与えられる、という参加者相互の計らいだろうか。
4名が1組となり、4組が順次、定められたホールごとの距離をカップ目指して進行していく。全部で8ホール設定されており、それぞれホールの距離の長短が決められている。当日は生憎、グランドの半分を(当該クラブ以外の団体が主催する)ゲートボール競技に使用していたが、通常はグランドの広さを一杯に使って競技を展開しているとの説明であった。
指導者の丁寧な説明の後、熟練者(1名)を先頭に各自がプレーに興じ、8ホールを1ラウンドとし、この日は全員が2ラウンドをこなし、約2時間が瞬く間に過ぎてしまった。それぞれのプレーヤーは、熟練者のほか、ビギナーまがいの参加者も含め、全員がそれぞれのプレーを楽しみ、和気藹々のもとにグランドゴルフ教室は終了した。
このように、(今回はグランドゴルフがサンプルとなっているが)初心者も熟練者も同一にプレーすることにより、スポーツを通じた地域住民相互の絆が自ずと強まることもシニア体力アップステーション事業の大きな目的の一つと思われる。ただ、今回の現地調査の際にも男性の事業参加者が少ないこともあり、個々の男性参加者による男性同士の積極的参加を促したり、スポーツ実施後の反省会(?)を適宜企画するなり、男性が参加しやすい方策・雰囲気を醸成する試みが求められるところであろう。

3. 今後に向けて

今まで、クラブ独自のシニア向けの事業は展開していなかったため、今年度のシニア体力アップステーション事業終了後においても、運動の継続を呼びかけるとともに定期的に運動する機会を提供し、積極的な住民参加を促すことを心がけようとしている。
また、当該事業を推進することに伴い、中高年齢者に集いの機会を与え、歩く・遊ぶ等の活動から、楽しみながら自然に健康の増進を図ることが出来、運動習慣をつけることで生活習慣病の予防を身に付けることを可能ならしめることを心がけようとしている。

参加者の声

  • ここ(グランドゴルフ会場or福野体育館)に来れば、(始めて顔を合わせる人や馴染みの顔ぶれも含め)たくさんの友達に会えることが、週1回の楽しみである。
    また、運動が終わったあとは体が軽いので気分も良くなる。
  • シニア体力アップステーション事業に参加するようになって水分補給の大切さを教えてもらい、夏は特に気をつけるようになった。
  • 今まで、年齢的なものから運動は控えていたが仲間と一緒だとわだかまりがなく、身体を動かすことが出来るようになった。

逢妻スポーツクラブ

愛知県豊田市西新町6丁目143番地
人口:約42万4千人(約16万5千世帯)
クラブ設立年:平成20年(2008年)6月1日
クラブ会員数:67名

1. 逢妻スポーツクラブの概要

逢妻スポーツクラブ 写真01 市内に本拠地を置くトヨタ自動車と同社の創業者の姓「豊田」にその名が由来する豊田市は、平成の大合併により面積は愛知県の約20%を占め、人口は42万人を超え県下第2位となった。豊田市では、住民一人ひとりが地域への愛着を持ち連帯感のある住みよい町づくりを進めるための指針として、20のコミュニティ会議のエリアを計画の単位として町づくりを進めており、現在12の区に地区総合型スポーツクラブがある。
逢妻スポーツクラブは、昨年6月に設立された12番目のクラブだ。逢妻地区はその広大な豊田市の中央西部に位置し、のどかな田園風景が広がる中に真新しい道路が整備されているのが印象的な町である。東名高速と国道153号の交わるところに昨年春に開館したばかりのピカピカの西部体育館がある。その館内のコーナーに狭いながらも常設の事務局を構え、ここを拠点としてさまざまな活動を展開している。
豊田市内には、国際大会まで対応可能なビッグな「スカイホール豊田」というスポーツ施設があり、西部体育館はそれのサブ体育館的な位置づけで、メインアリーナはバドミントンコートなら8面取れる広さ、そのほかに、トレーニングルーム、多目的室、健康・体力相談室等をそろえる、延べ床約3,650平米の施設である。市の施設であるため、市のイベントが入るとクラブのスケジュールのほうにシワ寄せが来るが、この体育館と隣接の逢妻運動広場を最大限活用して事業を展開している。
スポーツ教室は、・卓球、・バドミントン、・キッズバドミントン、・バスケット、・エアロビクス&ヨガ、・ソフトボール、・ドッヂビー。バスツアー(登山、ハイキング、ナイター観戦など)を年に7,8回行う。スタッフの中にさまざまなスポーツの有資格者がおり、もっと種目を増やしたいが、今のところ参加者のニーズに応え、このような内容になっているとのこと。
スタッフは、30名。電話応対に専従を1名置くが、その他はボランティアで平日はフルタイムの職に就いている。残業があまりないというご時勢がクラブにとってプラスに働いていると、スタッフのひとりは苦笑い。会員制(入会金2000円、年会費:一般・高校生以上5000円、小・中学生2000円、65歳以上3000円)をとってはいるが、クラブの願いは、実際にクラブに足を運び活動を行ってもらうことであるので都度会員を重視している。参加費はプログラムにより異なるが、ほぼ実費のワンコイン(500円)としている。現在は市の補助金(準備期より5年間、年間1000万円)で、何とか運営している。今後、参加者の大幅増加による財源確保が課題であり、スタッフでいろいろ事業や広報の計画を練っているが、それを実行に移すためにはスタッフの人数が絶対的に不足している。現在のスタッフは、本業を抱えつつも40~50代の若さで意気込みにあふれ、事業展開のアイデアもいろいろおありになるようだが、人材の発掘が難しく消化不良気味となっている。

2. シニア体力アップステーション事業について

スポーツ種目以外に健康・体力づくりのメニューを増やし、利用者の新規獲得を図るために、シニア体力アップステーション事業に応募した。総合型地域スポーツクラブの目標である「週1回以上スポーツを行う成人の割合が2人に1人になる」よう、「誰でも、いつでも、いつまでも継続的にスポーツに親しめる環境つくり」に取り組んでいる。
6月20日から12月20日まで、毎週土曜日午後3時半から4時半の1時間、軽い有酸素運動を行うことを基本とし、既存のプログラムであるバスツアーに合流して、7月12日上高地ハイキング、10月4日逢妻女川ウォーキング、10月18日御岳ハイキング、11月8日高山ウォーキングを挙行した。他に、「正しい食事のとり方」と題した講演会なども行っている。
現地調査にうかがった日は、通常の「健康講和と軽い体操」で、真新しい壁面鏡張りのスタジオタイプの研修室で行われた。指導者の尾下恵子さんは健康運動指導士の有資格者で、別のクラブで尾下さんのクラスを受けていたスタッフの一人が、その指導力を見込んでお願いしたそうである。
これまでの参加者は約40名あり、毎回20名前後が参加するとのこと。年代は50代~70代で、圧倒的に女性が多いが、男性も4,5人おられる。夫婦で参加される方も3,4組ある。最高齢は78歳の男性。
開始前に、血圧と体重・体組成の測定を行い、各自記録ノートに記入する。プログラム開始の半時間くらい前から集まり始めた参加者たちは、クラブのスタッフや尾下先生や仲間と談笑しながら、開始を待つ。尾下先生は、健康づくりに関する資料を配布し、床に車座になって座りみんなの顔を見ながらお話され、和やかな和気藹々とした雰囲気。ウォーミングアップをかねてリズム体操の動きに近いストレッチやステップを練習した後、音楽に合わせてステップダンスを行う。音楽に合わせて体を動かすのは楽しそうだ。そのあと、クールダウン、ストレッチを行って、有意義な1時間が過ぎる。めいめい自分の体調に合わせて気持ちよく行っておられる。
参加者への声がけ、会場の準備(幟をたてることも)、運動中のアシスタント、後片付け、掃除等はスタッフと参加者でモップ掛け、ボランティアでよくしてくださってることに頭が下がる。
10月18日の御岳ハイキングでは、スタッフの予想をうれしく裏切って1時間半と見込んでいた登山時間が1時間に短縮され、しかも参加者は「思ったほど大変ではなかった」、「翌日になっても、体のどこも痛くならなかった」等、軽い運動とはいえ、約半年継続した成果が現れたと喜んでいるそうだ。
参加者の多くは、地域コミュニティ会議の回覧や当クラブのホームページを見てこの事業を知ったようで、クラブは継続して同様の広報活動を行い、新規の参加者を開拓するとともに、教室終了後に次回の日程や内容について声がけし参加を促している。また、豊田市の市報やミニコミ紙「とよたホームニュース」の取材、紹介記事を通じて、エリア外からの参加者もある。

逢妻スポーツクラブ 写真02

逢妻スポーツクラブ 写真03

3. 今後に向けて

継続を望む声が多いので、シニア体力アップステーション事業としては12月20日に一応終了するが、同じプログラムで2月末まで延長することにしたそうだ。委託事業であるため、参加費は保険料として100円徴収していたが、それでは財政的に無理なので、財源については検討中とのことである。
逢妻スポーツクラブの課題は、財源と人材。今後もいろんな補助金に申請し、財源が確保できる方法を模索していく。
また、逢妻スポーツクラブの活動を周知し関心をもってもらえるように、積極的に人集めのイベントを打っていこうと考えておられる。
これまで、バドミントン大会にオリンピックレベルの選手を招待したことがあるが、多くの来場者があっただけでなく、トップアスリートのプレーを目の当たりにして大きな収穫があったという。
また設立総会には、地元愛知の風習にちなみ、スタッフ自らが餅を搗いて作り餅撒きを行い、大いに盛り上がったそうである。

逢妻スポーツクラブ 写真07

小竹町総合型地域スポーツクラブ

福岡県鞍手郡小竹町大字御徳167-77
人口:約9,054人(4,080世帯)
クラブ設立年:平成21年(2009年)2月
クラブ会員数:約60名

1.小竹町総合型地域スポーツクラブの概要

小竹町総合型地域スポーツクラブ 写真01 小竹町総合地域スポーツクラブのある福岡県小竹町は、福岡県の中央部、鞍手郡の南東部に位置し、北から東は直方市、東から南は飯塚市、西は宮若市に接している。東部、西部に小丘陵があるほかは、概ね平坦で町の中央部を遠賀川が北流している。明治22年に勝野・新多・新山崎・南良津・御徳・赤池の6ヶ村を合併して勝野村として発足。昭和3年1月1日、勝野村に町制が施行され、現町名に名称変更された。典型的な過疎地域で人口も減り続け、町の体育協会の活動は休眠状態。行政の支援も無いに等しく体育行事は減少していた。その中にあって、小竹町総合型スポーツクラブは民間の有志によって設立され町の資金援助をほとんど受けずに会員の会費を主な財源としてスポーツ振興を行っている。資金的にも困窮していたところ県よりステーション事業の話があり、中高年を対象とした事業が出来ると判断し事業を展開している

2. シニア体力アップステーション事業について

小竹町スポーツクラブは、独自のスポーツ施設を備えていないため、公民館や小学校・小竹町総合運動公園を主に活動を行っている。シニア体力アップステーション事業の広報活動として、チラシを年2回配布し、町の行政区長に回覧で教室案内や運動会の案内をしている。また、公共施設・病院・企業などにもポスター掲示のお願いをし、自治会・老人会・民生児童委員協議会・区長会などでプレゼンテーションを行い積極的に啓発活動を行っているところである。
小竹町のニーズにあったゲートボールを幹としてプログラムの特徴は、スポーツや運動をしていない中高年の方でも比較的容易に参加できる運動を現在7種目(ヨガ・ストレッチ・グランドゴルフ・ゲートボール・ソフトバレー・ペタング・ラージ卓球)の事業を展開し、合計409名(男性291名、女性118名)で1回平均19名の方が参加している。
参加者の中心は60代が多く、次いで70代・50代となり元気のいい高齢者の参加が目を引く。今年度行った体力アップステーション運動会2009は、新型インフルエンザの流行で開催が危ぶまれたが、九州各地からゲートボール大会等に参加があり、子供からお年寄りまで250名が集う楽しい運動会となった。
この事業を通じて自らの健康は自分で守ることの重要さを住民自らが再確認し、運動習慣と健康意識が高まり、参加者の多くはこの運動プログラムの継続を願っているため、来年度からは小竹クラブ事業として継続していく方針である。シニアステーション事業を継続していただくのは事業の趣旨からも良いことである。

小竹町総合型地域スポーツクラブ 写真02

小竹町総合型地域スポーツクラブ 写真03

3. 今後について

今後も住民が健康で暮らす大切さを共有するために参加者や指導者の意見をもとに事業の問題点を洗出しクラブとして真摯に受け止め改善をはかる。
事業の効果として、参加者スポーツネットワークが出来つつある。このネットワークを大切に育てればシニア世代の住民の運動習慣が根付くであろう。
小竹町は交通アクセスが悪く、公共施設へは自家用車もしくは巡回バスを利用するが、巡回バスは本数が少ないため参加したくても会場に行かれないという問題点がある。
活動を継続的に続けるためには送迎の悩みを解決しなければならない。

小竹町総合型地域スポーツクラブ 写真04

小竹町総合型地域スポーツクラブ 写真05

小竹町総合型地域スポーツクラブ 写真06