糖尿病を防ごう
食生活は乱れていませんか?
食生活も大きく変化してきました。
会社などに勤めている方は、時間がないからといって、つい朝食を抜いたり、出かける支度をしながら、あわてて食事をとったりしていませんか。
また、仕事で夜遅くなり、家に帰ってからまとめて食事をとるような生活をしていませんか。
こうした食習慣は、景気が低迷する中で夫の給料があまり増えなくなり、パートに忙しい日々を送っている家庭の主婦にも及んでいます。
外で仕事に追われていない主婦でも、子どもの残したおかずやごはんを「もったいないから」と言って食べてしまったり、あるいはいただきものの果物などを「おいしいから」「腐らすのはもったいなから」と、ついつい全部食べてしまいがちです。
実は、こうした食生活が、糖尿病になる大きな要因の一つなのです。
また、食事そのものが洋風化することで動物性脂質の割合が増加し、脂肪摂取量約半分を占めるまでになっています。その一方で、わが国の主食であるお米の消費量は減少し続けています。
このような食生活の欧米化も、糖尿病の増加に寄与していると考えられています。
出典:国民栄養調査成績(女子栄養大学:香川芳子先生まとめ)