糖尿病を防ごう
糖尿病の合併症って何?
糖尿病は、血糖コントロールを良好に保たないと、長い間には糖尿病の代謝障害による合併症が現れます。
合併症には、主に細い血管と太い血管の二つの病気があり、細い血管の合併症には、目、腎臓、神経などがあります。
目の合併症は、初期の段階では患者自身何も感じないことが多く、定期的に眼科で診察してもらうことが大切です。進行すると、目のかすみや視力低下、さらには失明に至ります。
腎臓の合併症は、血糖が高いために腎臓の細い血管が壊されることによって起こり、進行すると尿毒症や腎不全となり血液透析が必要になります。
神経の合併症は、たとえば足の感覚障害が起こり、進行すると足にタコができても痛くなくなったり、足の皮膚がひび割れしたり、穴が空いてもわからなくなったりします。進行すると、壊疽になって足を切断しなければならない場合もあります。
一方、太い血管の病気は動脈硬化を促進し、脳卒中や心筋梗塞の原因となります。これは直接命にも関係してきますので、次にもう少し詳しくお話しましょう。