公益財団法人 健康・体力づくり事業財団

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全国健康・体力つくり推進フォーラム2008

基調講演

講演テーマ「立川らく朝のヘルシートーク」

立川らく朝
表参道 福澤クリニック院長

基調講演 講演テーマ「立川らく朝のヘルシートーク」立川らく朝 (表参道 福澤クリニック院長)

立川らく朝でございます。医者をやりながら落語家やっているんですよ、不届き者です(笑)。だからね、色々な方に、「らく朝さん、組み合わせおかしいんじゃないの」って。
いいじゃないですかね、医者と落語家。世の中ね、医者やりながらお坊さんやっている人いるんですから。これ、組み合わせ最悪でしょ。中に凄い先生いらっしゃって、医者やりながらお坊さんやって、ついでに斎場も経営してるっていう人がいるんです。
こういう人より、医者と落語家の方がいいんじゃないかなと思いますけどね。でもせっかくこうやって医者やりながら落語家やっていますから、医者でなくちゃ出来ない事がないかなと思いまして、始めたのはヘルシートークです。これは何かっていうと、健康の話です。今こういうご時世で、色々なところで健康セミナーありますね、面白くないのよ、健康の話って。何で面白くないかって、人間って、不健康な事程楽しいと思うように出来てますから。昔から言われている男の三道楽、飲む、打つ、買うだもんね。健康的なこと何ひとつないでしょ?打つったって、点滴打つんじゃないんですよ。
博打っていうのはね、不健康だから面白い。パチンコだってそうじゃないですか。妙に健康的なパチンコ屋さんなんてあったって面白くないですよ。パチンコ台真っ白に塗られてて、パチンコの穴に全部病気の名前がついてて、嫌じゃないですか、こういうのね。
そのつまらない健康の話、誰が来てしゃべるかっていうと大学病院の偉い先生が医学部の授業と同じ話、聞くわけないですよ。だって医学部の学生だって授業聞いていないんですよ。学生が聞かないような話、一般の方がお聞きになる訳がないもん。
あちらこちらで呼んでくださって健康の話しろってのは、世の中が健康ブームだからなんです。不思議な病気がありまして、花粉症。花粉が飛んでくると涙出たり、くしゃみ。芸能界にも沢山いらっしゃるんです、花粉症の人。芸能界で一番ひどい花粉症がどなたかっていうと、ピーコさん。どうしてピーコさんあんなひどい花粉症になったのか調べたらね、分かったんですよ。長い事ずーっとおすぎと一緒に居たからなんですって(笑)。
「らく朝さん、体に一番良いもの何ですか。」よく聞かれる。うん、何だと思います?
ドリンクじゃないですね、サプリでもないです。少なくともお金じゃないね、お金どんなにあったってね、健康が買える訳じゃないですよ。
じゃ何が体に一番良いか?
「笑い」ですよ。笑いくらい体に良いものないんです。ほんとだって。
癌って今、日本人の死亡原因の第一位ですよ。3人に1人が癌で亡くなってんだもん。3人に1人が癌って、どういう事かっていうと、今皆様方がお座りになっている両脇の人が癌にならなきゃ、自分が癌になるんですから。
だけどこのガン細胞、毎日私たちの体の中で勝手に発生しています。多い人は何千個も出来るんです。これが毎日毎日続いて、なおかつ1つのガン細胞が何億倍になるんですよ。

基調講演 講演テーマ「立川らく朝のヘルシートーク」

基調講演 講演テーマ「立川らく朝のヘルシートーク」

実はこのガン細胞を壊してくれる細胞が体の中にいるのです。この細胞をナチュラルキラー細胞というのです。英語が出てきちゃった。引いてる人いません?大丈夫ですよ。
ナチュラルキラーたってどうってことない。早い話、ガン細胞を壊してくれるありがたい殺し屋、これが体の中で頑張ってるから、私たちはガンにならない。
だけど、キラー細胞の元気がなくなると癌の勢いの方が強くなる。この元気をなくす原因がいくつかある。過労、寝不足、働き過ぎ、不規則な生活、こういうものはみんなキラー細胞の元気をなくすの。特に一番ひどいのがストレス。
このキラー細胞を元気良くしてくれるものがある。笑いなんです。笑うとキラー細胞が元気になり、活性が高まる、だから笑うと癌にならないんですよ。
これは医学的に証明されたんですから。まず最初に採血する、次に、落語家呼んで大いに笑ってもらって、で、もう一回採血するの。笑う前後で、キラー細胞の活性を比べたら笑った後は明らかに活性が高まった。だから医学的に証明されちゃった。
この時に落語やってたのは誰かっていうと、笑点でお馴染みの、林家木久翁師匠。先代の木久蔵師匠ですよ。そうしたら木久蔵師匠が何と、「そりゃそうだよ、君。演ってんのが俺だから、笑いはキクゾー」(笑)。
本当に健康第一。ありがたいじゃないですか。第一ね、皆長生きしたいもんね。
でも同じ加齢変化って言っても色んな加齢変化がありましてね、中にね、年取れば取る程干からびていく人いるでしょ?どんどん人間の干物みたいになっていく事を医学用語でドライ加齢って言っているんですね(笑)、反対にふくよかになる場合をポーク加齢って言いましてね(笑)。まぁ、いろんな加齢がある訳ですけれどもね。
でも、笑うといい事がまだいっぱいあります。血圧下がっちゃうね。血圧高い人いらっしゃるでしょ?手を上げなくていいんですよ、別に。今、個人情報うるさいからね。

基調講演 講演テーマ「立川らく朝のヘルシートーク」立川らく朝 (表参道 福澤クリニック院長) つまり、ストレスがかかると人間っていうのは血圧が上がるんです。じゃあ、なんで血圧が下がるかっていうと、笑う事によって実はこのストレスが解消されます。そうすると、ストレスで上がった血圧が下がってくるんです。だから笑うと血圧が下がるんですよ。
笑ってる時って人間は何にも考えられないんです。頭の中スポーンと真っ白になって、心の中が無になってるんですよ。こんなストレス解消法ないんですよ。
笑いながら心配事をしてみてください、絶対出来ないから、笑えばいいんですよ。
笑えばスポーンと無になっちゃう。そうするとストレスが解消され、血圧が下がる。ありがたいじゃないですか。
今は現代人、24時間ストレスがあるでしょ?今お父さん達大変ですよ。
会社に行くでしょ?1日の仕事始まる。もう会社に着いたときくたびれてんです。
それからノルマはある、嫌な上司はいる、くたびれて終わったって残業がある、フラフラになって家に帰って来て、もう24時間ストレスだらけ。24時間交感神経働きっぱなしなんだから。現代人って、血圧が高いのが当たり前。
どうすればいいか。自律神経にはふたつあるんです。交感神経と副交感神経のふたつ。それぞれが全く逆の作用をしている、シーソー状態なの。これが自律神経。ちゃんとついてきてくださいね。今日、ここが一番難しいとこだから。これ以上難しい事今日は言いません。ここをクリアするとあと楽になりますからね。交感神経優位の状態を副交感神経優位の状態にしてあげればいい。交感神経は別名闘争と逃避の為の神経って言われているんです。ところが副交感神経は全く反対。言ってみれば安静と食事の為の神経なんですよ。
交感神経優位の状態から副交感神経優位の状態に切り替えてくれるものが世の中にある。これが何かっていうと、笑いなんです。ありがたいじゃないですか、笑うだけで血糖値が下がる、血圧が下がる。
内臓の周りに脂肪がくっついて、お腹が大きくなって。そこへ持って来て、糖尿病、高血圧、高脂血症、こういのが重なったのがメタボっていうのですよ。こういうのが重なると心筋梗塞の発症率が何十倍にもなる。だから今メタボ、メタボ言ってるわけ。
日本人の死亡原因の1位が癌でしょ?第2位が心疾患、つまり心筋梗塞ですよ。第3位が脳血管障害、つまり脳卒中ね。だから、笑いって癌予防するでしょ?高血圧、糖尿病を予防するから、実は動脈硬化も同時に予防している訳。早い話が笑う事によって日本人の死亡原因トップ3全部を予防してるわけ。動脈硬化の予防、いろんな事がありますが、いちいちひとつひとつ全部申し上げててもキリがないですけど。やっぱり笑うという事が動脈硬化を予防してくれるんですね。動脈硬化っていうのは血行が悪くなる訳ですよ。
何が怖いかって言うと、動脈の内側の壁にコレステロールが溜まってくるんです。これが、怖い。だって内側に溜まってこぶを作る、その中に血が行かないじゃないですか。で、その先の臓器が血液不足になる。
これが怖いんですよ、動脈硬化は。例えば心臓、心臓ってポンプでしょ?だから24時間休みなく働いている、ここに血を供給している動脈の事を冠状動脈っていうんですよ。この冠状動脈に動脈硬化が起きると、心臓に血が行かなくなるでしょ?
心臓が血液不足になるでしょ。おーい、血が足んねぇぞ。ちゃんとサイン出すのよ。胸が痛い。これが狭心症。これは心臓が血が足りねぇぞって、騒いでる。
大体7割詰まったら狭心症。あんな細い動脈の3割しか空いてないなら糸みたいな血管になっちゃう。そこに血の塊がくっついて。すぐに詰まっちゃいます。こういうのを血栓っていうんですけど。そうするとその先の心臓に全く血が行かない。
基調講演 講演テーマ「立川らく朝のヘルシートーク」立川らく朝 (表参道 福澤クリニック院長) 血が行かなくなったら心臓の筋肉はあっという間に死んじゃう。心臓の筋肉が死んじゃうと、心臓が止まっちゃうのよ。心臓止まると人間死んじゃうのよ。これが即ち心筋梗塞。

でも笑う事で動脈硬化が予防できる、癌も予防できる、いいじゃないですか。これはね、癒しの効果なんですよ。笑いの効果っていうのは。有名な論文なんですけれど、ペット飼うでしょ?そうするとね、心筋梗塞の再発作率が落ちてきます。心筋梗塞起こさなくなってくる。どうしてかっていうと、ペット飼うじゃないですか、ワンちゃんの好きな方お分かりになると思いますよ。いい子、いい子なんて犬撫でてたりするとそれだけで人間って癒されるんです。
感触とか温かみとかそういうものだけでもね、癒される。そうするとね、ストレスが解消されるんです。で、さっき申し上げたけどストレスっていうのは動脈硬化の原因になるし、心筋梗塞の引き金を引くんです。このストレスがなくなってくるから心筋梗塞の再発作率が下がってくるんです。こんな凄い力があるんですよ。癒しの力にはね。これだって、薬じゃ得られないような力だ。
そんな訳でございますので。笑っても人生、笑わなくても人生。同じ人生なら大いにお笑い頂きまして、いつまでも健やかに長生きをしていただきたいと思います。らく朝のヘルシートーク。この辺りでお開きでございます。どうもありがとうございました。

基調講演 講演テーマ「立川らく朝のヘルシートーク」立川らく朝 (表参道 福澤クリニック院長)