全国健康・体力つくり推進フォーラム2008
- 開会式典
- 体力つくり優秀組織表彰
- 基調講演
- パネルディスカッション(1)
- パネルディスカッション(2)
- 健康・体力つくり関係団体展示ブースの設置
- 体力つくり国民会議参加団体(233団体)
パネルディスカッション(2)
食を学ぶ 食を学び、望ましい食生活のあり方について
松谷 満子
((財)日本食生活協会会長)

今までの方は運動の問題が中心でしたが、私は食生活の分野で、食生活改善委員の皆さん方と地域で地区組織活動をやっております。私達は基礎的な学習を40時間、保健所あるいは保健センター等で行い、先生としてではなくボランティア精神に徹して、地域の中の方々に対してお隣さん、お向かいさんを中心にしながら健康づくり食生活改善の活動をしております。40年間の歴史の中で時代が変わり内容も変わってきており、50歳だった会員も90歳になります。改善委員はバッジをつけておりますので、運動の活動をなさる方々も是非連携して活動していただきたいと思います。
私は食生活の問題をお話しいたしますけれど、ここで申し上げたいことは、食生活と運動というものは車の両輪でなければならないということです。
今日の健康管理問題には生活習慣病という大きな関心事がございます。人類の文明が進み、私たちの生活が変化してまいりまして、現代社会というのはまさに車社会、運動不足の社会になってきております。
以前厚生省では、1に食事、2に運動と言っておりましたが、今では、医療費を高める肥満患者の多くは運動不足というものから起こってくるということで、1に運動2に食事、と言っているわけです。しかし食事と運動とは常にイコールでなければならないということを、やっぱり運動を進めて下さる方々は是非忘れないでいただきたい。
アメリカで1979年に健康というものを規定する要因は何かという研究報告がありまして、保健医療の役割は10パーセント、日常の生活習慣が50パーセント、環境の役割が20パーセント、遺伝の役割が20パーセントとなっておりました。乱暴な言い方をいたしますと、たった10パーセントしか影響がない保健医療というものによって、あなたの健康度・数値がいくらであると、つまり健康体であるかそうでないかが決められていくということに対してちょっと疑問を感ずるところがございます。
私たちが健康感にあふれ、毎日を楽しく、そして食事がおいしくいただけて、そして運動も自分のやるべきことはちゃんとできてという形の中で生活できる、そういうようなことを私は求めて活動を続けております。
今、社会が非常に乱れてきておりまして、本当にどういう方向に進むか分からないような事態になっております。食料の自給率が40パーセントを割ってきており、外国から食べ物を買って、たくさん買って、一方2000万トンにわたるところの食べ物が廃棄されていくという、不思議の国日本なんです。このことも、一連の問題として考えていただければと思っております。
また、情報として知っていても実践が伴わない人も多い。ですから、食生活というのはまさに人間学そのものであると、人間の文化であると、私は思います。運動と食事と比べたら運動はしなくたって生きていけますけれど、食べなければ人は死にます。これから先、食生活と運動というものを本当に連携して調和させながら頑張ってやらなくちゃいけないと思っております。
身土不二という言葉があります。チッソだとか、リンだとかカルシウムとかっていう、そういう石のようなものは食料になりません。必ずそれが土を通して、植物になる、あるいは海でも、土のほうから流れていった栄養分やなんかで魚もずいぶんと増えていきます。命のあるものは、ことごとく自然界から生まれ、朽ちて土に還ります。
食べるものには全て命があります。かさかさと枯れてしまった落ち葉は食べません。やっぱり青い生きているものを食べます。植物であれ動物であれ、生きているものをわたしたちは食べ、命の移し変えをして、生きているわけなんです。この認識がこの30年間余り、戦後3、40年の間に失われていって、廃棄物どんどん、で、好き嫌いをどんどん言えるような社会になってきたのです。
また、一物全体、食べ物は全体をいただきましょう。大根の白いところとグリーンの葉っぱとは全然成分的にも違っており、全体をいただくことで栄養的にバランスが取れる。バランスを考えれば、一日30食品 ~ 6つの基礎食品から30食品 ~ を取るようにし、それから食動並行、動くことと食べることを、常に並行しなければならない、これがやっぱり食の基本であろうかと思っております。
さて、食事のバランスガイドを皆様方にお配りしてあります。健康で豊かな食生活の実現を目的に、昭和12年に作成された食生活指針を、具体的な行動に結びつけるものとして、平成17年6月に農林省と厚生省が一緒になって作成しました。ご覧のようにコマ型をしておりまして、心棒の部分がお水、お茶で、バランスよく食べ運動しているとくるくるよく回ります。横の方に細い紐がございますけれど、これはお菓子とか嗜好飲料とか、食事を楽しくしてくれるものです。
あなたのコマがよく回っているかどうか、チェックしてみてください。今日何を食べたか、記録をしばらく続けてみると自分の消費活動実態がわかってきます。
食生活を文化としてとらえるということを申し上げてまいりましたが、言い換えれば食生活とは、風土とか伝統とか歴史の中に生きる人間の知恵の産物であると思っております。
食生活改善運動の中には、そういう私たちの長い伝統、栄養の問題、食品の問題、それから調理の問題も入れば、食事の保存安全性の問題、みんな入っていきます。
知識というよりも、食べるということは生きるということ、よりよく生きるためにはよりよく食べなければならない、また食事は美味しく楽しいものでなければならない、それが原則でございます。
内閣府が17年に食育基本法を出し、17年末に食育の中央計画をたてました。そのなかで食生活改善推進ボランティアの果たしてきた役割は大きいと認めました。これから先も食生活改善推進ボランティアに期待しましょう。
最後に、食事と運動はイコールの問題であると、運動なさる人は、食事の問題を無視して運動だけしていてはだめだということを覚えておいてください。

【宮嶋】皆さん、力のこもったお話をしてくださいまして ~ こうしたお話を聞きながら、今置かれている自分たちの生活の環境というのが、何かこうぶよぶよのものになっているような印象を受けました。
去年の4月に、ネパールの南の端にある難民キャンプに行ったんですけれど、難民キャンプの子供は、ひとりもメタボがいません。ワールドフードプログラムから食料を得ており、それほど栄養失調の子もいません。みんな野原を裸足で走り回っておりますので、本当に動体視力がよくて、動くものひゅっひゅっひゅっひゅっ見ながら、下に川があろうが石があろうが木が落ちていようが、ぴょんぴょんぴょんぴょん跳んで、日本の子供たちこんな運動できないよっていうくらい、みんな走り回って、運動能力が高くて。そういうのを見るにつけ、日本の環境は、大変なことになってるなあと。
松谷先生がおっしゃった、捨てる食料が2000万トン、戦後の食料のないことを思えば、信じられないですよね。当時は、車なんかないから走り回っていましたよね。それこそ、難民キャンプに行ったときに年配の方が、いやぁこれは戦後の日本と同じだなあというふうにおっしゃってましたが、むしろ環境としては難民キャンプのほうがいい環境にあるのかもしれません。
しかし、そうは言っておられません。日本の私たち、どういうふうに生活していけば今日のテーマ、健康寿命を長くしていくことができるのか、寝たきりではなくぴんぴんころりといい人生が送れるのか。これから少しお話をしていきたいと思います。
最初にお話しいただいた、泉先生、今回4人の方にお話しいただいた共通項としてはやはり、楽しく、そして継続させるということがあったように思うんですね。この秘訣というのは、何かウォーキングでありますか?
【泉】まず、運動も食事も習慣ですね。
習慣とは何か? 皆さん、朝起きておはようございますと言います、朝起きて歯を磨きます、これ全部習慣なんです。今日はおはようと言って、明日は言わないとかね、今日はいただきますと言わない、ということじゃないですよね。いつのまにか、赤ちゃんのとき子供のときに、母親父親から教わったことが習慣になりました。我々はおそらく生まれてから誰かにいろんなことを教わってきたんですよ。その教わるという習慣がいつの間にかなくなっちゃったんですね。
ですから我々がすることは、難しいことはやらないんですよ。昔やっていた、あの習慣を少しだけ思い出して、ちょっと意識してやってみようという、それが始まりなので、健康づくりは難しいことじゃないと。昔やっていたことをちょっと思い出すだけだと。それが入り口なんですよということを申し上げたいですね。
【宮嶋】先生、小学生の時って学校まで歩いてましたよね?
【泉】もちろんです。昔はみんな、どんな遠くても、田舎でしたら、1時間くらい歩いてました。これが普通でした。でも、歩ける環境が、楽しかったんですね。苦痛じゃなかったんですよ。
【宮嶋】歩くときも、私たち、学校に通うときそうだったんですけれども、ただ歩いているというよりも、あぁこんなところに花が咲いてるとか、あぁあんなところに新しいおうちが建ったとか、いろんなこと気にしながら歩いてましたよね。
【泉】そうです。通学路は、学習の場でしたね。ですから、学習の場所は特別の部屋に行くんじゃないです。朝起きて学校に行ってそれから帰るまで、これ日々、学ぶ場なんですね。
今でも思い出したらいっぱいあるんですよ。朝、通勤途中、小さな花がぽっと咲いているとかね。
【宮嶋】ウォーキングもそうですよね。何かやっぱり楽しみながら、ただ歩くだけじゃなくて、そういうところですよね。
五感を研ぎ澄ますっていうのでしょうか…。
【泉】そうです。どんなウォーキングでも楽しみを一度覚えたら、もう行きたくなります。ですから、歩くために行くんじゃないんですよ、楽しみのために行ったらいつの間にか歩いていたと。こういうふうになってほしいですね。
【宮嶋】斎藤さん、楽しむっていう意味では、最近女性がターミナルの近くのフィットネススクールに行かなくなって自宅のそばのに行くようになった。ちょっと努力不足かなあなんておっしゃてましたけど…。
【斎藤】ほんと、努力不足なんですね。自宅のそばのフィットネスクラブに行く女性が増えたのと同時に、女性専用のクラブというものがだんだん出来てきました。男性の目を気にしないでもできる、我々も実はそういうクラブを2ヶ所ほど、小さめのクラブを経営しています。そこでは女性の方がいきいきとやってますねえ。
【宮嶋】なぜそんな女性だけのクラブなんていうのが出来たんですか?
【斎藤】先ほどノーメイクとおっしゃいましたけど、やはり、職場の人には見せたくないというとこがあるんじゃないんでしょうかね。
【宮嶋】そうですよね。大澤さん、どうです?
【大澤】そうですね、私たちはそもそも創始者の大迫テル子が、奥様を安心して預けてくださるようにと女性だけの園だったんです。そのような中で30年やってきましたので、私自身は女性同志の方が気楽です。
【宮嶋】なるほど。松谷先生、運動だけでなく食事も、というお話を何度もされてましたけれど、松谷先生ご自身も、ずいぶん運動されたんですよね。
【松谷】30年位前から運動を、確かスポーツクラブに入ってました。ずーっと続けておりましたけれど、最近ちょっと怠けております。
【宮嶋】昔日本人は、カロリーは炭水化物でとっていたわけですよね。
【松谷】ずっと以前はね。80パーセント、90パーセントをご飯で。ご飯を取りすぎて、あとのおかず ~ たんぱく質や脂肪が少なかった。私が一番最初に栄養指導やったころは、脂肪をもっと摂りましょう、の時代でした。
戦後です。だから、今と全く違います。
ですから、生活態度、環境の問題によって、食生活って一度覚えたらそれでいいじゃなくて、常に関心を持って時代と共に、自分の生活の変化に合わせて食べ物を選択するということは大事だと思います。
【宮嶋】アメリカなどでは和食が非常に人気があって、これは脂質、油も少ないからということで、和食のレストランがかなり流行っているという話もよく聞きますけれど、肝心の日本の中ではこの和食が忘れられるようになってしまって、ちょっとこれは寂しい気もいたします。
お医者さんの立場から、食事のこともアドバイスされながら、ウォーキングされるということもあるんですか?
【泉】もちろんあります。今の話からしますと、日本人は、欧米の、白人といわれる人たちから比べると、インスリンと膵臓から出る血糖コントロールインスリンが少ないんです。昔は糖質を食べることによって、若いときにインスリン分泌が鍛えられたというか、体に学習させたんですね。ところが、若いとき全然糖分を食べないで油濃いものだけになりますと、年をとってから、今度は糖質をとっても、だめなんですね。ですから今の、我々より上の人たちは、小さい時油モノがなかったから糖質を食べたので、今うまくいってるんですよ。
ですから、年代によってきっちりしなくちゃいけないということと、同じ太っていても、メタボとか生活習慣病とか病気が全くない人、これは健康なんですよ、太ってるだけだから。ところが小太りでいながらメタボがある人ね、この人が一番危ないんです。
【宮嶋】内臓脂肪ってやつですか?
【泉】そうです。一番大事なことは、太っているからいけないよっていうメッセージでなくて、内臓脂肪のメッセージが大事で、今、腹囲が問題になっているわけです。
【宮嶋】内臓脂肪は、どうやったらわかるんですか?
【泉】それは20代の頃と比べると、ベルトまわりが大きくなってるんですよ、体重は減ってるのに。ところが太ももの部分はがぶがぶなんです。
例えば30前後のスーツを着てみればわかります。足はだぶだぶなんだけど、ベルトがあいません。こういう体型になってるのが問題です。これは若いときの過食と、このごろ歩かなくなったせいです。この両方がミックスになってきてるんですね。今、過食じゃないですよと言っても、昔は過食だったんですよ。それが20年くらいたって、問題になってきてるんですね。
【宮嶋】要するに、潜んでるわけなんですね、ずーっと。
【泉】そうです。
ですから40前後で今何もないと思っていても、あと20年したら出てくるんですよ。病気になってからやせなさいじゃ大変ですよ。だから、病気がないうちに、太ってたらちょっと食事に気をつけておけば60歳くらいになって大丈夫なんですよ。
我々は今の病気は今始まったと思ってますが、そうじゃないんですね。20年ずーっと累積して、見えないところがやっと花咲か爺さんになったのが、メタボなんですね。ですから、自分の人生にとって、食事と運動をどういうふうにバランスよくとっているかというものの考え方が大事なんだと思うんです。
【宮嶋】それと今、先生のお話の中で私がショックだったのは、インスリンの出が欧米人よりも日本人は少ないと。だから、ご飯を食べたりというような糖質をとることでインスリンの出をよくするように子供の頃から鍛えていたと。でも今の子はご飯なんか食べないですもんね、全然。
【泉】あと30年、40年したときに、日本人がどう変わるのかということが僕にはすごく問題です。そして今、糖尿病になってる方は、30代40代あたり太っていて、今頃になってからご飯がおいしくなってるんですよ。そうすると困るんですよ。
病気になる前は、周りの人を見て、ちょっと太り過ぎだな、ちゃんと食事をしよう、とかね、周りを見てあんまり歩いてないなと思うと、ちょっと歩こうとか、自分で出来ることがいっぱいあるんですね。
そういうのを毎日こつこつ、少なくとも30代くらいからやれば、もう60代ぐらいになったら、元気なシニアに入れるんじゃないかと思います。
【宮嶋】斎藤さん、最近、じいちゃんばあちゃんが行くところがフィットネスセンターというお話でしたけれども、多いですよね、高齢者の方が。
【斎藤】多いです。昔、プールは泳ぐところだったんです。今も泳いでいる人はおられますけど、プール歩いている人のほうが多いです。
【宮嶋】あと、踊るところね。
【斎藤】踊るところ。ですから、先程の楽しいっていうのはスポーツクラブ、まったくないわけじゃないです。そうじゃないと、私どもの30万人の会員さん、来るわけないです。
3B体操もそうなんですが、スタジオの中で、皆さんと一緒にインストラクターさんとする運動、これは楽しいんですね。プールの中も、踊るんですね。あれいいんですよ。間違ったってわかりません。水の中です。これも隠れた人気です。
あと、産業界で応援してる、あの特定健康診査、これでメタボがわかると、特定保健指導ということで、3ヶ月くらい通って、あるいは何かの運動をして改善くださいというような制度。
これにインセンティブ、ご褒美あげるのと、あとペナルティー、罰則ができるんです。これが確か3、4年後だと思います。そうなると、ホントに40歳以上74歳までの人たち、これをやらないと、企業は今度経営できなくなるんです。
で、最近は、奥様のところにも健康保険組合から直接送るようになっています。あれ、旦那さんに送っていたら奥様に見せてないんですね。そういう事実がわかったんでそういう方法を編み出してですね、素晴しい成果を得たんで。
そういうことでも、今企業はいろいろ工夫しながら、皆さんに健康改善していただく努力をしてます。ただ今のところは、先進的な企業だけです。3、4年経ったらあらゆる企業がそういうことをするようになるというふうに期待してます。
【宮嶋】ま、いずれにしましても、私ほんとに不思議だなと思うのは、斎藤さんのお話も、それから大澤さんのお話もそれから泉先生のお話も、もうみんな何かこう、笑いが起きますよね。この笑いっていうのがすごく楽しくて。
落語聞いたりすると癌の細胞がどっかいっちゃうよなんて、最初の基調講演のところで聞かれたと思うんですけれども、楽しいなって思って顔がニコっとなることが、なんだか体にすごく免疫力を高めたりとかいろんな要素があるらしいですね。本当ですか?
【泉】ああ、そうですね。そういうことと同時に、ひとつは体を動かすと少し脈早くなっちゃうんですね。そうすると人間は快適に感じるんです。
【宮嶋】気持ちいいって感じるんだ。
【泉】はい、要するに運動するということは、本来は動物全て、心地よいものなんですよ。
それともうひとつは、頭の問題。頭がね、ブレーキかけてるんです普段は。見るのも聞くのもブレーキかけてるんです。それがね、楽しいということがあると、全部広げるんですよ。
【宮嶋】あ、楽しいっていう感じは、免疫力を高めるだけじゃなくて五感の扉も開いてくれるということなんですね。
【泉】そうです、そういう、相乗効果があります。
【宮嶋】で、五感の扉が開かれると、人間はもっと楽しくなる。
【泉】そうです。はい。波紋のようにだんだん広がっていくんですよ。
【宮嶋】大澤先生、3B体操は楽しいですよね。多分やってらっしゃる方、みんなそういうふうに思ってらっしゃるんじゃないですか。
【大澤】はい、はい、もちろん楽しいですから今まで続いてきたんですが、でも楽しくない日もありますし、集まって来られる方も、その日その日で、今日は悲しいけれども、まあとにかく行こうか、と思って来てくださるときもあるんです。
その時は、秘訣なんですが、とにかく集まったらみんなで大きな声でワッハッハッハって笑うんです。5回から10回みんなでとにかくワッハッハッハッハって大きな声出して、おなかを動かして笑いましょうと。
【宮嶋】スポーツというのは体の筋肉を鍛えるだけでなくて、今、お話にもありましたけれども、動かすことによって、いろんな効果が、こう扉が開いてきたりとかあるわけですけど、脳にもいいということを聞きました。
食事も、松谷先生、脳にとって重要ですよね?
【松谷】だって人間の体の中の一部なんですもの、脳だって。
よりよい食事っていうのは健康全体をある程度支配していくだろうと思います。確かに、脳が特別に必要とする成分はあるかもわかりませんけれど、さっきあったバランスガイドの通りに召し上がれば、もって生まれた遺伝的な素質の問題があるにしても、立派に活動していけると思っております。
【宮嶋】本当に今日はいいお話が聞けたと思います。最後に、これからの健康長寿の社会に向けてひと言ずつ、これだけは、というようなことを、おひとり30秒ずつくらいでおまとめいただけますでしょうか、お願いします。
【泉】難しいことを私は言いません。ほんの少しだけ、意識して活動的に歩いてください。そうすれば、ゴールは、ぴんぴんころりが待ってます。
【斎藤】ジムの中だけではなくて、外に出て、ノルディックウォーキングというものにも、フィットネスクラブは挑戦しています。フィットネスクラブはあの建物の中だけでやってるんじゃないですよ、いろいろ工夫して楽しく続ける努力してますよ、ということで、皆さんも、新しいアイデアが湧いたら、是非我々に教えてください。よろしくお願いいたします。
【大澤】人間は、楽に流れてしまいます。でも、楽は苦の種、苦は楽の種と言われております。ぜひお近くの3B体操教室に足をお運びくださいませ。
【松谷】私は、できるかできないかよりも、まず始めてみようじゃありませんか、そのことを皆様方にお伝えしたいと思います。
【宮嶋】今の社会というのは、家畜化、人間は自らを家畜化していると言われるそうなんですけれども、考えてみると、私たちは猪が豚になっていったように、どんどんメタボ状態になっていって、ブロイラーが囲われた中で、地鶏のように、羽を伸ばすこともできない、そういう環境に自分達を押し込めているのかもしれません。
それによって、自分達の脳が萎縮して、筋力もどんどん衰えて、考えることもできないような人間になっていく。これでは、悲しいと思うので、なんとか、自分の中に眠っている原始の力、なんかこう動物として人間が持っているそういったパワーを、もう一度甦らせてあげたいなと思います。
それにはやはり運動と食事、これが重要なんだろうと思います。今日ここにお越しくださった皆さんは熱心な方ばかりだと思いますので、どうか、今日聞いたお話を5人の方に、お伝えくださいませ。そうすれば、大変な数になります。
今日は本当に長い時間ありがとうございました。

