公益財団法人 健康・体力づくり事業財団

  • サイトマップ

認知症理解する

医療サービス

1.かかりつけ医

  かかりつけ医の定義は特にありませんが、医師側が認識してなくても患者側が
勝手に認識している例は多いと思います。

  けれども先に述べたように、介護保険の利用を図る場合は必ずかかりつけ医の
意見書が必要になりますし、この意見書は介護認定審査会での判定に大きな役割
を果しています。特に認知症の場合は、かかりつけ医に現在の状況を正しく把握し
てもらっておかないと、家族の思惑と違った判定結果になることが考えられます。

  介護者からみた日常生活での具体的な症状を予めメモ書きしておき、事前にか
かりつけ医と相談しておいた上で、お年寄りを受診させる等の工夫が必要かと思わ
れます。

2.老人性認知症疾患治療研究センター

  このセンターは都道府県単位に設置され、都道府県の補助金を受けて認知症につ
いての調査研究と併せて、専門医療に関する相談に対応できる体制ができていま
す。

3.精神病院

  認知症が進行してきますと、家族等による介護が困難になってくる時があります。

 幻覚、妄想、せん妄、興奮、暴力などの行動異常が進み、精神症状が著しい時
には精神科のある医療機関への入院等が妥当となります。

  何処に、どのような精神病院があるのか、認知症のお年寄りに対するノウハウを
持っているのか、手続きはどうしたらよいのか等についてを把握しておくことが求め
られてきます。