睡眠

はじめに

　 わたし達のからだは、本来、昼間に活動して夜間は睡眠をとって休息し、昼間の疲労・ストレスを回復するようにできています。しかし、社会の変化にともなって深夜、早朝にまで活動するようになり、睡眠時間を犠牲にせざるをえない人達も増えています。その結果、健康にもさまざまな影響が出現し、身体疾患や精神疾患を引き起こすことにつながっています。

　 この小冊子は、ぐっすりとねるためのヒントと睡眠についての理解を広めていただくために作られました。第Ⅰ章ではご自身の生活習慣を点検してみましょう。改善した方がよいと思われるところがあったらチャレンジしてください。第Ⅱ章では睡眠のメカニズムを少し勉強しましょう。ポイントは、①レム睡眠とノンレム睡眠、②生物時計（概日リズム）の２点です。さらに第Ⅲ章では代表的な睡眠障害を紹介しました。もし、あてはまることで長く悩んでいらっしゃるようでしたら、一度専門医に相談されるようおすすめします。

　 なお、睡眠薬については具体的に触れることはしていません。担当の医師とよくご相談ください。

　 この小冊子が読者やご家族の方々の睡眠の改善に役立つよう願っています。

　 このホームページはページ数に限りがあるので省略せざるを得なかったところも多くあります。さらに、必要や興味のある部分については、下記「指導者用マニュアル」をお読みになることをお勧めします。