公益財団法人 健康・体力づくり事業財団

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睡眠

眠れないとの訴えとは

 睡眠障害のなかで最も多いのが、不眠症です。不眠症とは、その人の健康を維持するために必要な睡眠時間が量的、あるいは質的に低下し、そのために社会生活に支障をきたし、自覚的にも悩んでいる状態をいいます。睡眠時間が短くても、本人が満足し、心身ともに健康で、昼間に正常な活動ができるならば、不眠症とはいいません。
 なお、不眠はその訴えの特徴から(表2)と持続期間から(表3)分類できます。

表2 不眠の訴えの特徴からの分類
入眠障害 寝つきがよくない
中途覚醒 夜中にしばしば目が覚める
早朝覚醒 朝早く目が覚める
熟眠障害 眠りが浅く熟眠感がない
熟眠時間短縮 睡眠効率の低下

表3 不眠の持続期間による分類
一過性不眠 数日以内
短期不眠 1〜3週間
長期不眠 1ヶ月以上