睡眠
睡眠相前進症候群
睡眠相前進症候群では、入眠と覚醒時刻が通常の社会生活に適した時間帯よりも前進しているため、夕方早くから眠くなり入眠し、早朝に目覚めてしまいます。健常な人でも齢をとると朝が早くなってきますが、睡眠相前進症候群はこうした変化の極端なものと考えられます。通常、患者は20時以降まで起きていることができず、2−3時には目覚めてしまい、それから再び眠りに入ることができなくなります。日中の学業や仕事での問題は起こりませんが、早い時刻から眠気が出現するため夜間の活動が著しく制限されます。このために、対人関係や社会生活面で問題が起こることがあります。